ころころ変わるのは、半分は機能拡張です。電子製品業界の進歩は速いですからね。やっとDVDが普及し始めたかと思うと、もうBDです。さらに2011年からは地デジです。マイクロソフトも大変でしょう。
残りの半分は、やはり商売でしょう。常に新しい提案をしていかないと、どの業界でも生き残れません。自動車だって4~5年ごとにモデルチェンジしていますから、OSだけが早すぎるとは言えないようです。
別に新OSが発売されるたびに買う必要はありません。自分が必要だと思えば買えばいいだけの話です。
不完全なのは互換性を保っているからだと思います。ウインドウズの前身にあたるMS-DOSが発売されたのが1981年です。この28年間、常に(完全ではありませんが)前バージョンとの互換性を考慮しながら、新しい機能を加えてきました。単純なプログラムなら、10年前のものでも動くのです。これはすごいことです。
家でいえば、1階建ての上に2階を、さらにその上に3階をと、上へ上へ増築してきたようなものです。当然ぐらぐらします。立っているのが不思議なぐらいです。
完全なものを作るには、今の技術環境に合わせて、1から新しく作るのが一番です。過去には実際にそういうOSが発売されたことがありましたが、すぐに消えていきました。対応アプリがそろわなかったからです。ハードメーカーもソフトハウスも一番売れているOS用の製品しか作らないのです。
OSがまったく違うものになるということは、これまでのソフトは一切使えなくなるということです。周辺機器もです。ソフトハウスもハードメーカーも、これまでの技術資産は一切使えず、一から作らなければなりません。
私はそれでも「完全なOS」を使ってみたいと思っていますが、世の中のほとんどの企業とユーザーは許さないでしょうね。これからも不満を持ちながらもウインドウズと付き合っていくしかないのでしょう。
お礼
回答有難うございます、分かりやすい説明、有難うございました