> 縮毛矯正はやはり脱毛の原因になるんですか?
脱毛症の原因として,現在考えられていることのうち,「毛根の弱体化」「ジヒドロテストステロンによる脱毛作用」「免疫機能の過剰反応による毛根攻撃」「薬の副作用」は,医学的にも証明されつつあるものだと思います。
もちろん,今は無理でも将来証明出来るようになる原因もあると思います。(つまり,上記4つの原因だけでは説明出来ない薄毛や脱毛症が存在するからです)
ちなみに,一般的に言われているストレスやタバコ,偏りがちな食事内容などは,ほとんどが「毛根の弱体化」を引き起こす原因で,直接髪の毛を脱毛してしまうことはありません。(ストレスだけは,極度に強い場合に限り,「免疫機能の過剰反応による毛根攻撃」を引き起こすことがあり,この場合,円形脱毛症といいます)
なお,確かに「hairless遺伝子」というものが発見されていますが,これは,ハゲる遺伝子ではなく,ハゲやすい体質の遺伝子だと考えた方が良いようです。
さて,縮毛矯正がハゲる原因に繋がるのかどうかと言うことですが,何が原因で何がそれを引き起こしているかは不明ですが,少なくともコールドパーマでは,長くパーマをかけている人ほど,特に男性に多いと思われるのですが,前髪部分が薄毛になるようですし,それが酷くなりますとハゲたようになることもありますから,縮毛矯正の場合でも全くないとは言い切れません。
たぶん,薬液が毛根を攻撃し,ほんの少しずつですが,毛根(または,毛根になる部分の皮膚)を弱くしていき,気がついたら薄毛やハゲになってしまうのではないかと考えていますが,正直に言って,証明のしようがありません。
とりあえず,そうなると仮定して話を進めますが,この場合の予防法は,毛根や将来毛根になる部分の皮膚,そしてその周りの皮膚までを丈夫にする以外にありません。
つまり,薬害に強い皮膚を作ることですね。
そのためには,一言で言ってしまえば,健康的な生活をすることです。
少し細かく言えば,最低でも1週間で(出来れば3日間で)完璧な栄養バランス,または,それに近い栄養バランスとなるような食事内容になるように食事を工夫したり,最低でも1口あたり30回以上噛むことを心懸けたり,休日も含めて毎朝ほぼ同じ時刻に起床したり,出来ればだいたい同じ時刻に就寝出来るようにするなど,食事や生活の改善を無理しない程度に行うのが望ましいですね。
なお,ストレスについてですが,ストレスを受けない生活というのは絶対に無理ですので,ストレスはどんなものであっても甘受し,そのストレスを如何に上手に解消してしまうかを工夫するようにしてください。
ただし,ストレス解消として軽い運動が良いと言われていますが,スポーツジムなどでの運動は,爽快感を伴低手も強いストレスですので,その前に受けていたストレスは解消出来ても別のストレスとして残る可能性が高いと考えるべきだそうですよ。
まぁ,ストレスを受けますと,血圧が上昇しますから,上昇した血圧を無理のない方法で下げて上げれば,ストレス解消に繋がるのだそうです。
最後に,育毛シャンプー剤についてですが,これは,育毛剤の有効成分が毛根に届きやすくするために開発されたシャンプー剤ですので,必ず,育毛剤と一緒に使用することをお薦めします。
つまり,育毛シャンプー剤を使用して毛穴の中を綺麗にしてから,育毛剤を塗布することで,より高い効果を得られやすくなる可能性が高くなりますよ・・・ということです。(まぁ,メーカー側の言っていることを信ずればと言うことですが・・・)
そうそう,今回の回答には医学的内容が含まれていますので,専門家ではなくて経験者としています。
お礼
よくわかりました。ありがとうございました。