GUIで行なう方法は無くもない。
でも、Linuxでの汎用的な方法はコマンドラインでの操作。
UNIX系のOSであれば、ほとんどの場合、同じ概念で扱えるから
コマンドラインでの操作を覚えておいたほうが"いざという時に"理論。
ただし、最近のFedoraであれば、LVMがデフォルトになっている気がします。
LVMは、たしか1999年にPCに持ち込まれたディスク管理技術で
利点はあるけど、アマチュアの家庭用PCで、どれだけの有用性があるかは微妙。
先進性を追求し続けるFedoraではデフォルトとなった技術です。
(Ubuntuでは旧来のfdiskを用いる管理がデフォルト)
とはいえ、LVM対応環境が
非LVMのディスクを扱えないということは無いと思います。
LVMを使わない場合は、まずHDDを接続して起動し
dmesg | grep sdとかdmesg | grep hdとかで
認識されているディスク装置を確認しましょう。
(もっとクールな方法がありそうな気がしますが、知りません、困らないので調べたことありません)
で、sudo fdisk -l /dev/sdzとかでデバイスファイル名と
HDDとの対応を確認してください。
これは、接続方法による変動もありますから
再起動する度、HDDやUSB機器を繋ぐたびに確認すべきです。
そして、sudo fdisk /dev/sdzで、パーティション作成等を行います。
で、パーティションIDを変更すべきであれば変更し
その後、mkfsやmkswapでフォーマットを行います。
Windowsであれば、管理者の意図を無視して、強制的に
これらをドライブとして認識してしまうのですが
UNIX系のOSでは基本的には、少なくとも一度、明示的に指示しなければ
ファイルシステムとしてマウントされる事はありません。(swapは例外)
で、手作業でsudo mount /dev/sdz1 /mnt/SuperGreat2TBHDDとか
適当な名前のマウントポイントを作って、マウントすればいいわけです。
LVMやRAIDでは、物理的なパーティションを、論理的なボリュームとして管理しますが
フォーマットしてマウントする流れは同様です。
また、USB-HDDやUSBメモリーが多用される時代ですが…
そのために、接続順や接続するポートの違いから、同じストレージが
違う場所(マウントポイントやドライブレター)に置かれる問題があります。
Windowsはドライブレターの固定機能で対応できたりもします。
UNIX系OSの場合は、ユーザー視点では常にマウントポイントが一定であればいいわけですから
常に、そのパーティションが同じ場所にマウントされるようにする方法があります。
それがフォーマット時に生成されるUUIDを使った指定です。
旧来のデバイスファイル名を指定する方法は、手作業ではいいのですが
/etc/fstabに記述する方法としては、トラブル要因を秘めていると言えます。
UUIDはsudo vol_id /dev/sdz1 |UUIDといった操作で調べることができます。
というのが、こういうところで説明できる限界だと思います。
あとは、知らないのだとしたら…fdiskの操作方法と注意点。
mkfsのオプション、ファイルシステムの長所短所と選択基準
(ext3を標準設定で使うのが無難)
/etc/fstab管理に使うviやnanoテキストエディタの使い方。
一連の操作に必要なroot権限とsuやsudo、マウント権限
ファイルとディレクトリへのchown,chmodとか
いろいろと調べて見てください。
ほとんどのコマンドは、多彩なオプションを備えていますが
普段使うのはその一部だったりします。
操作実例を挙げているサイトも多いので、それを参考に
行なう操作の意味、オプションの意味を調べたうえで使うのが一つの手段です。
ただ、古い記事の手法が、現在はおすすめでは無い場合もありえます。
ちなみに私はRAIDは使いますが、LVMはそれを把握して理解するコストが
メリットに対して小さいと思って使っていません。
(LVMがUNIX機からPCに降りてきた時期はOS/2での1999年より前にあったかわかんない。あったとしたらSolarisか)