日本の欧米コンプレックスというより、異国情緒への憧れというのはどの国でも少なからずありますね。米国のフランスへの憧れ・・英国の米国への憧れ・・・それぞれの国の近代文化(音楽や映像作品)からも少なからずそれは伺えます。
英語圏でも歌詞の一部に日本語を取り入れるというセンスは昔からあります。
The Beach Boys - Sumahama
Queen - Teo Torriatte
King Crimson - Matte Kudasai
Culture Club - The War Song
日本では英語の語学人口が大きいので、必然的に(度々誤った使い方をされながらも)英語を歌詞に取り入れる事も多くなるのだと思います。でも英語圏で日本語を扱える人は特殊です。アーティストの身近に日本語を扱える人がいないと、歌詞に取り入れる事は難しいと思います。
逆に、知ってさえいれば使うよといういい例が、Manic Street Preachers - Tsunami。「津波」は英語圏で大衆レベルで知られている日本語の1つですね。
語学としての日本語がポピュラーでない事から、確かに英語圏のアーティスト本人が日本語で歌う事は稀ですが、日本語で喋られている(あるいは歌われている)サンプリングが曲中に取り入れているのは近年でもよく耳にします。Blur - Yuko & Hiro, The Flaming Lips - Yoshimi Battles the Pink Robots, Gwen Stefani - What You Waiting For?・・・等。日本語を音楽表現に取り入れる、あるいはファッションのように扱う趣は、少なからず感じられますね。
それから、英国では特にアーティスト名やプロジェクト名に日本語の単語を用いられる事は多いですよ。日本のミュージシャンが意味無く英語を使いたがるのと、意図は同じだと思いますね。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに英語やスペイン語などと比べると、日本語を日常的に使うのは日本人くらいですから、どうしても海外での使用頻度は少なくなりますよね。 でも、仰られている通り、日本の単語は英語圏の人でもファッション感覚で好まれているような気はします。 やはり日本の言語はSAMURAIやTSUNAMI、YAMATOなどのように発音がハッキリしていてインパクトあるからでしょうか。