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20年前のラミネートベニアの影響と最善の方法は?
- 20年前にラミネートベニアをしたが、現在問題が発生している。
- 問題はクラウンとベニアの間の隙間、色の差、ベニアの噛み合わせ部分の欠け、下の歯の並びの悪化。
- 将来的な方法やホワイトニングについても相談したい。
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こんにちは。質問を拝見しました。 Q1 矯正をせずに上の歯を治すことは可能ですが、下の歯並びは治りません。ラミネートベニヤが、かみ合わせによって欠けてしまっているのであれば、下の歯の強く当たっている部分を削るなどの治療が必要です。また、ラミネートベニヤとクラウンの間に隙間ができてきた原因も、かみ合わせにある可能性があります。ただ20年前のラミネートベニヤですと、現在のプレスセラミックやジルコニアが出る前なので、焼成タイプのセラミックと思われます。現在のセラミックにやり直せば、欠けにくくなると思われます。ベニヤとクラウンの色の差は、セラミックの厚みによる違いです。下の歯の色が濃くなってきたか、使用している接着剤が変色してきたかのどちらかでしょう。 Q2 テトラサイクリン系の抗生物質による着色は、ホワイトニングで白くなりにくい場合が多く、特にグレー系の場合は、白くならずにグレーが薄くなる程度です。またテトラサイクリンの色は、セラミックにないため、ぴったりと同じ色にすることは難しいでしょう。 Q3 ホワイトニング剤の安全性はアメリカのニューヨーク大学、ニュージャージー医科歯科大学、ロマリンダ大学、インディアナ大学日本では昭和大学、日本大学、東京医科歯科大学、岩手大学など多くの大学や研究機関で、その安全性が確認されています。またメジャーな製品は必ずアメリカ食品医薬品局(FDA)または厚生労働省の認可を取得しています。ホワイトニング剤の中でpHが低いものは、一時的にカルシウムが溶け出す脱灰という現象が起きますが、これはコーラを飲んだ時と同程度といわれており、唾液の作用ですぐに再石灰化が起きます。またホワイトニングに使用する過酸化水素は、実は人の肝臓でも毎日作られているものですので安心してください。 Q4 セラミックをしている歯にホワイトニングをしても特に問題はありません。 以上ですが、グレー系のテトラサイクリンの変色歯だと、ホワイトニングでは難しい場合があります。この場合は白くやり直したセラミックに合わせて、マニキュアを行うという方法もあります。 下記のサイトにテトラサイクリン変色歯の施術例を掲載してありますので、ご参考になさってみてください。 http://www.teethart.com/tetra.html
お礼
とても丁寧で解りやすい説明をありがとうございます。抗生物質によるものがどこまで白くなるのかも疑問でしたが、URLの写真でよくわかりました。アドバイスを参考にさせて頂き、これから検討いたします。本当にありがとうございました。