「自動車24ヶ月定期点検整備記録簿」別表6「制動装置」の欄に「ブレーキペダルの遊び及び踏み込んだ時の床板とのすき間」と書かれていて正式な用語です。
関東運輸局自動車技術安全部整備課に「遊び」の良否判定基準につて尋ねたところ下記の回答がありました。ご参考に・・・・
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「自動車24ヶ月定期点検整備記録簿」別表6「制動装置」の点検方法については、「自動車の点検及び整備に関する手引(運輸省令)」により定められております。
「ブレーキペダルの遊び及び踏み込んだ時の床板とのすき間」
(1)エンジン停止状態でブレーキ・ペダルを数回踏み、ブースター内を大気圧にしてから、ブレーキ・ペダルを手で抵抗を感じるまで押し、遊びの量が規定の範囲※1にあるかをスケールなどにより点検します。
(2)エンジンをかけた状態でブレーキ・ペダルを強く踏み込んで、ペダルと床板とのすき間が規制の範囲※1にあるかをスケールなどにより点検します。また、踏みごたえから、エアの混入がないかを点検します。
「ブレーキのきき具合」
乾燥した路面を走行してブレーキ・ペダルを踏み込んだとき、踏力に応じた制動力が得られ、進行方向にまっすぐ止まることができるかを点検します。
ブレーキ・テスタで点検する場合は、左右前後輪の制動力の総和及び左右差が※2にあるかを点検します。
※1 規定の範囲については、法律等により定量的な定めがないため、各自動車メーカーが車種ごとに規定の範囲を設定しています。
また、規定の範囲を調べる方法としては、自動車メーカーの「お客さま相談室」により調べることができます。
※2 道路運送車両の保安基準第12条(運輸省令)にて規定されています。 以上。