質問の投稿から4年も経った現在では状況がかなり変化してきています。
2007年末の段階では国内外共にソニー・松下などが推し進めるブルーレイディスク(以下BD)が圧倒的なシェアを持っていて、ソニー・松下・シャープから続々とBDレコーダーが発売されていますが(時にソニーは2007年末で現行規格のHDD&DVDレコーダーの生産・販売を終了し絶版、以後BD搭載モデルに一本化する様です)、東芝・NECなどが推し進めるHD DVDは序盤は優位に立っていたもののBDに対応したPS3の発売以降急速にBDにシェアを奪われた事、賛同企業に力が無く東芝のHD DVD VARDIA・RD-A600/A300/A301の三機種しかHD DVD搭載HDDレコーダーが発売されていない等から圧倒的に不利な状況に追い込まれています。
ですがこのまま新規格映像記録メディアがすんなりとBDに決まることは無いと思います。まず東芝が来春を目処に「????」と言う驚愕の機能(まだ詳細は明らかになっていません)や1TB(もしくはそれ以上)のHDDを搭載する等業界屈指の高性能モデルであるにもかかわらず実勢市場価格が10万円を切るとメーカーが予想するHD DVD搭載HDDレコーダー、HD DVD VARDIA・RD-X7(仮称)等数機種を投入しシェア奪回を目指します。
更に画質・音質・容量・使い勝手の良さなどあらゆる面でBD,HD DVDの両規格を上回る性能を持つHVDと言う規格も控えており、今後全規格シェア33.3%ずつの均衡状態になる可能性が高いです。
また過去にあったVHSとベータマックスのシェア争いの時にも、録画時間・扱いやすさ・使用部品の品質の高さなどあらゆる面でVHSを上回っていたベータマックスが最終的にはVHSに敗れた事を考えると、今後VHSのポジションにあるHD DVDがベータマックスのポジションにあるBDを逆転する可能性も十分に考えられます。
更に現在は、現行規格のDVDメディアにもハイビジョン番組をハイビジョンのまま保存できるBDの「AVCREC」、HD DVDの「HD Rec」と言った記録規格の登場によりBD,HD DVDの存在意義が薄れてきており、今後前述の二規格がBD,HD DVDに取って代わるかも知れません。
まあ、いずれにせよ少なくとも後2年は今の状態のまま激しいシェア争いが続くのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。大変貴重なご意見を頂戴 いたしまして、ありがたく思っています。