ディスコネクト/リコネクトは読み書きパフォーマンスに影響しません。
また、ディスコネクト/リコネクトはオプションですからサポートは“推奨”です。
だいたい、この機能は応答速度の遅いコマンド(フォーマットなど)の待ち時間にSCSIバスを解放することが目的ですからハードディスクのような応答の速いデバイスでディスコネクトすればかえってパフォーマンスが落ちます。
最近のIDEは全てバスマスター方式ですから昔ほどCPUに負担をかけません。
SCSIを用いるべき用途としては
1.クロックアップ時
一般にIDEよりもSCSIの方がクロックアップ耐性があります。
2.フォールトトレラントが必要なとき
絶対に止まることが許されない業務用サーバーではディスクが1本くらいクラッシュしても動きつづけます。
運用中にディスク交換などのメンテナンスも必要です。
こういう用途では電源を落とさないとメンテナンスできないIDE系のインターフェースは役に立ちません。
当然、OSもフォールトトレラント設計されている必要があるのでWindowsでは役立たずですが…。
一般にフォールトトレラントマシンは運用中にCPU交換すら可能です(マルチCPUの場合)。
3.RAID5を実現する場合
2とも関連します。
IDE RAIDはRAID0/RAID1/RAID0+1がせいぜいです。
RAIDシステムで運用中のディスク交換を可能とするためにはRAID5である必要があります(これならWindowsでもRAIDコントローラをつければ運用中のディスク交換が可能)。
また、RAID0+1よりもアクセスが早く、ディスク容量も無駄にはなりません。
RAID0+1では4本のディスクで2本分の容量を確保しますが、RAID5では4本あれば3本分の容量が確保できます。
また、IDE RAIDではRAID0+1の4本構成でコントローラのポートを使いきりますがSCSIならロジカルユニットを使うことで数十本つなぐことが可能です。
(実際にはSCSI-3 Ultra160でも10本もつなぐとBUS速度が飽和して使い物になりませんが…)。
補足
クロックアップとはどんな機能ですか?