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「まぼろし」ごらんになった方へ質問!(ねたばれあり)
今日「まぼろし」観てきました。シャーロット・ランプリングは未知の女優さんでしたが、 ヨーロッパの素敵なマダムって感じで色っぽかったです。特にあの目つきが… で、疑問なんですが、最後の砂浜のシーンで、マリーが走っていきますよね? あの視線の先にいた男性は何者なんでしょう? 1.ほんとは誰もいないのに、また死んだ旦那のまぼろしが見えてしまった。 2.ヴァンサンが心配してひそかに後を追ってきていたので、彼にすがろうとした。 3.ほんとはヴァンサンだけど、マリーは旦那だと錯覚してしまった。 4.そのへんのおっさんで、何の関係もない。 …このうちのどれか??? プラス、最初はあの男性に向かって走っていってるのかと思ったのですが、 なんだかフラフラと左右にぶれながら走ってて、「あれ?男性を素通りして まだ先へ向かって走ってない???」と思ったころに終わってしまったので、 結局あれはなんだったのでしょう…となんだか消化不良なのです。 はっきり結論を出すような種類の映画ではないのでしょうが、 あの男の人は誰~~~~???ってのがどうしても頭にこびりついて。 私は、またヴァンサンのところに行く、ってのは考えられないのですが… どなたか教えてください!
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質問者が選んだベストアンサー
私はこの映画、去年のベストワンにしているんですが、それはエンドの脚本に共感したからです。 内容はsarami_taさんのリンク先の意見と同じです。 あの映画って、夫を失った悲しみを乗り越えていくことがテーマなわけではないと思うんですよね。 彼女の反応の方が(あんなに顕著に現れないにしても)ごく自然だと思うんですよ。だから、どこへも行き場のない苦しみや悲しみやすがる思いだったり、そういうものが凝縮されたものが、あの人影なのではないかと。 だから、あれがヴァンサンなのはイヤ(^^;)です。 映画全体がチープになってしまう。 私としては、あれもまぼろしだったと思いたいところです。 ずっと、彼女はそういうものを背負って生きていくんじゃないかと。 ちなみに、あの人影を通り越してはいないと思いますよ。多分。
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- sarami_ta
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映画はみてないのですが、質問をみて気になりました。 このようなサイトを発見したのですが、どうでしょうか? 私も見てみたいと思います。 後味悪そうですが・・・ (質問の意図と違ったらごめんなさい)
お礼
まだ観られてないのに、ねたばれの質問に答えてくださってありがとうございます♪ 質問の意図にちゃんと合ってますよ!知らないことがいっぱい書いてあって面白いページでした。 後味が悪いとは、私は思わなかったです。何もかもすっきり解決するというわけじゃないけど、 現実的に考えて、きっとこうなってしまう女性は多いだろうな~、という感じ。 かといって、重い、というのではなく…なんと表現したらいいのか… 教えてくださったページの最後にも書いてあったように、私もあと20ウン年生きて、 50歳くらいになればもっと感情移入してしまうかもな、と思いました。 sarami_taさんもぜひご覧になってみてください。ありがとうございました!
お礼
ベストワンですか!確かに、妙に心に残る作品ですよね。 「面白かった」とか「いい話だった」とひとことで単純に表現できないんだけど、印象がすごく強い。 「行き場のない苦しみ・悲しみ・すがる思いなどが凝縮されたもの」…そうですね!納得です。 悲しみを乗り越えることがテーマじゃないんだな、というのは、私も観てる途中でだんだん解ってきました。 ただ愛する夫が死んでしまったというだけでなく、夫がうつ病だったことに自殺するまで気づかなかったこと、 子供を産まなかったことを夫の母親に指摘されたこと…簡単に乗り越えられるようなものじゃない。 人影、通り過ぎてませんでしたかね??? でも少なくとも、あの人影に向かってまっすぐ走っていってる、って感じじゃなかったですよね? 「まぼろし」だから、彼女には見えるけど実体はない、彼女はこれからもあてどなく歩くしかない…ってことかな? にしてもほんと、あの人影がヴァンサンだったらいやですよね(^^;) 私だったらありえない選択。 的確なご意見ありがとうございました☆