生後1ヶ月をすぎて、今のような乾燥のひどい季節に、ほっぺやあごに湿疹ができるのは、まず間違いなく皮脂不足による湿疹です。乾燥と皮膚バリアーの破綻が原因で、耳の方は細菌などに化膿している可能性が高いです。ほっぺがジュクジュクしていないのでしたら、保湿剤を、耳には化膿止めの抗生物質軟膏やイソジンなどの消毒剤を処方してくれる医師を探してください。
赤ちゃんは生後まもなく皮脂の分泌が激減し、大人の10分の1程度しかなくなります。この状態は1~3才まで続くので、赤ちゃんはしばらく皮脂欠乏性の湿疹になりやすい時期が続きます。生後3ヶ月までで、頭皮やおでこにでる脂漏性の湿疹とは原因が正反対です。医師の中には2種類の乳児湿疹があるということさえ理解していない人が結構いて、筋の通らない処方をするので、医師を選ぶ必要があります。基本的に乳児湿疹にステロイドは不要の場合がほとんどで、安易にステロイドを使うことで重症化していき重いアトピーへと繋がります。(うちがそうでした。)キンダーベートは下から2番目の強さのステロイドです。が、使わない方がよいでしょう。
耳の方は、消毒をしてくれる医師を探してかかってください。ほっぺに関しては、まず一切の石鹸類の使用をやめ、洗顔(入浴)を控えて皮脂を温存します。入浴はいまの季節では3日に1度でもよいくらいです。(母親学級などでよく指導される「毎日石鹸で入浴」の指導は間違っています。50年前のままで、最新の皮膚科学の成果が反映されていないのです。)顔の汚れをとるときは濡れガーゼでかるく抑えるか、コップのぬるま湯で洗い流し下にタオルをしいて受ける、など極力肌をこすらないで、皮脂を温存してください。(お尻だけは毎日ぬるま湯で洗ってあげた方がよいと思います。)入浴後はすぐにベビー用ローション+クリームで保湿してあげてください。(化膿している耳にはつけないでください。)
ステロイドはうちの子がみるみる悪化したので、極力使わない方がよいと思います。つけて、いったん完治したのに再発した!と驚かれる方が多いのですが、これは当たり前で、ステロイドは炎症を無理に消してしまうだけで、湿疹の本当の原因(皮脂不足など)を解決していないため、ステロイドの効き目が切れたら再発するのは当然なのです。むしろ、化膿している部分にステロイドをぬると、化膿菌と戦うための免疫を抑えてしまうため、再発時に化膿が酷くなります。しかし、残念ながら乳児湿疹に安易にステロイドを処方する医師が非常に多いのが現状です。初診でステロイドを処方するような医師は小児科にも皮膚科にもいますが、あまり勉強をなさってない医師だと思いますので他の医師にかかられた方が良いと思います。他の医師にかかるときも「ステロイドは使いたくない」と言ってみてください。それでも無理矢理処方したり、ただただ「安全ですよ」と説得するような先生は、ステロイドを使わずに治せる技術をお持ちでない訳ですから、受診はやめて他の先生を探す方がよいでしょう。
咳とゼロゼロですが、一才未満で喘息と診断されることは少なく、最も多いのはウィルス性の気管支炎です。(この月齢では熱が出ることはまれです。)一度小児科を受診なさるとよいでしょう。
お子さんがアトピー体質かどうかは何とも言えませんが、例えそうであっても湿疹をきちんとケアして、ステロイドを使わず、化膿させず、炎症を最小限におさえておけば、将来のアトピーや喘息のリスクを減らすことができます。赤ちゃんのお世話はたいへんですが、今のうちにどうぞ頑張ってみてください。
お礼
ご回答ありがとうございました。 昨日、皮膚科にかかったところ 卵・大豆のアレルギーということでした。 回答者さまがいってくれたとおりのことを医師もいってました! そこはステロイドは 使うなとのことでした。お風呂も毎日はよくないとのこと… 家族にアレルギーがいなかったのでびっくりもしましたが~母乳なので 息子と一緒にがんばっていこうと思っています。いつか おいしい卵料理たべて笑ってる姿みたいなと… アトピーとアレルギーとはちがうのでしょうか?