学部の違いは、学問へのアプローチの仕方の違いだと思います。
たとえば生命科学なんてのはそれこそどこの学部でも学べるわけですが
理学系、工学系、農学系、医療系、とあるなかで同じ生命科学でも
どの立場から、もしくはどういう目的のために研究をするか
というスタンスの違いがあると思います。
大雑把にいうと
理学系:社会への応用は考えない。真理の追究を第一とする。
工学系:社会での応用を第一とする。そのなかで新たな真理を発見することもある。
農学系:社会での応用を第一とする。ただし農作物という観点からのアプローチ。
医療系:社会での応用を第一とする。ただし医療という観点からのアプローチ。
(合ってないかもしれませんが、それほど間違えてもいないでしょう^^;)
農学部のことはよく知りませんが、農の応用生命系に興味がある人に
理学部の生物はオススメできません。
なぜならば理学部の生物というのは(たいていの場合)、動植物の
分類や(何とか科、何とか目とか)、フィールドサーチ(植物の植生?)
なんかも含まれます。そういうことにも興味はありますか?
単に「生命科学」に興味があるならば、理学部でいうと
迷わず化学(もしくは物理でもいい)に行くべきです。
なぜならば現場では化学的手法で研究を行うからです。
またそういった方々は往々にして計算が不得意な場合が多いですから、
第一原理から計算して物事を考えていける物理出身の人も重宝されると
思います。
まあとにかく理学部化学のほうが生物よりも、つぶしもきくしいいのではないでしょうか。