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管楽器(サックス等)のレコーディング方法
今度スタジオにて、バンド関係者の為に管楽器(サックス等)のレコーディングを手掛けたいと思っているのですが、一般的なマイクの設置方法をご教授いただけないでしょうか?
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またNo.1です。 オフマイクの方は、私の流儀では 「2mほど離す時は、『まず最初は』立った耳の高さに据えてみる」 という意味で、その後に位置調整することが前提の『スタートセッティング』なので、その点はご理解下さい。 特に、オフマイクで部屋の良好な残響を上手く掴みたい時には、一番頼りになるのは「その場所で、自分の耳で聞いた音」です。 たいていは、少なくとも胸の高さよりは上に良好な残響が拾えるポイントがあることが多いと思いますが、特殊な場所では、私なんか床に四つんばいになってポイントを探し、床上30センチくらいの高さにマイクを据えることもあります。 あと、時間の余裕があるなら、距離はさらに離れるかもしりませんが、天井と壁の『角』付近で、面白い残響が録れることも良くありますけどね。天井がやたら高い部屋だとしんどいですが(^^ゞ ただ、めちゃくちゃ気になる点が一つ。 >フォーン端子でSM57のオンを接続し、 と書かれてますが、今までUA-101のフォン入力端子にSM57を繋いで、十分な音量で録れてますか? 「普段からやってて問題ない」ってんならいいんですけど、UA-101のフォン入力端子は、マイク信号用の増幅度は無いので、たとえ今まで録音できたとしても、SM57本来の音では録れてないはずと思うのですが… SM57も、SM57本来の音で録るなら、XLRのマイクケーブルを使ってUA-101のXLRマイク入力端子使わないとダメですよ。もし、今までもSM57はUA-101のフォン端子で録ってたのなら、XLRで録ればびっくりするほど別物の音になります。 なので、「UA-101はXLR端子が2つしかないから、残念だけどVP-88のMIDDLE+SIDEとSM57が同時に使えないねー」と書いたんですよ。 私なら、小型のマイクプリアンプを持っているので、 ・VP-88のMIDDLEとSIDEは、UA-101のINPUT1,2のXLRに ・SM57はXLRケーブルでマイクプリアンプに繋いだ後、マイクプリアンプの出力(ラインレベルに増幅されている)をUA-101背面のフォン入力に として3チャンネル同時録りしたい所なんですけどね。 特に、背面の
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- kenta58e2
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No.1です。 VP-88は、MSモードにしてMiddle Shellだけ使えば、かなり高品質な単一指向性コンデンサマイクとしても使えますので、美味しいですね(^^ゞ >>「やや斜めから、朝顔の開口部の『空間の音』を狙うように」 >これは、開口部を見下ろすような設置方法でしょうか? おいしい写真を掲載しているサイトがあったので紹介しようと思ったんですが、今行ってみたら繋がらない…すいません。 私が言いたかったのは、サックスを録音する時に、朝顔の中にマイクヘッドを突っ込むかのような録り方をする人が結構多いので、そういうのはダメですよ…ということなんです。 ただ、実は特にアマチュアのサックス奏者では、なぜかよくわからんのですが、むしろ奏者の方が、マイクを朝顔に突っ込みたがる人が結構多いんです。なんか、そういう誤った情報が奏者側に流布しているのかもしれませんけどねぇ…不思議だ(^^ゞ そういう奏者だと、真っ正面から朝顔を覗き込むようにマイクを据えたら、勝手にスタンドのブームを下げてマイクを突っ込んだり、無理無理サックスを上の方に構えてマイクに近づいて、朝顔にマイク突っ込んだりします。 そんなこともあるので、私の場合では、SM57やBATA57Aなんかのダイナミックマイクを使う場合だと、 ・マイクの距離は、朝顔から20センチ前後 ・マイクヘッドが朝顔の縁の位置(つまり、朝顔センターから見て斜め方向) ・上の配置で、マイクの軸線を朝顔開口部の中心に向ける というのを、録音開始時の基本位置にします。また、スタンドは、これは「突っ込みたがり症候群対策」を兼ねて、奏者の真っ正面ではなく斜め45度前くらいに本体を据えて、少し奏者より横気味からブームを伸ばして上記の所定位置に据えるようにします。 マイクと楽器の距離関係は、2~3度テスト録音して、その都度微調整することにはなります。 なんで朝顔を真っ直ぐ見下ろすような配置にしないかというと、朝顔からサックスの屈曲部の奥まで見通せるような角度でマイクを構えたら、奏者の楽器の操作音やブレスノイズが(アマチュアほど)やたら大きく録れてしまうことが多いんです。こういうのはノイズ以外の何物でもないですから、「朝顔開口部中心に湧き出てくる美味しい音を、ちょっと斜めからすくい取る」みたいな気持ちでマイクを構えると、うまくいくことが多いですね。 また、12畳くらいの部屋ということですから、もしも録音にある程度時間を取れるならば、私なら 1)SM57を使って、上記のオンマイク方式 2)VP88のMSモード/Middle Shellだけで、オンマイク方式 3)サックスから2メートルくらい離れた位置から、概ね耳の高さからサックスの開口部に向けて見下ろす角度でVP88を据えて、MSモードで1つは単一指向性、一つは双指向性の音を2ch録り の3パターンをやってみます。 1)の方法でちょっと高域の張りがないとか、中低域が妙に張り出しすぎな録音になっていたら、2)だと良好になるかも…です。 2)の場合は、1)の時よりさらに10~15センチくらいマイクと朝顔の距離を離した方が良いかもしれません。これはSM57と同じ位置で録った物と比べて、良い方を採用です。 3)だと、部屋の余韻が録れますので、上手なサックス奏者だと自然な感じが出せるかもしれません。この場合、後でPCでMiddleShellとSideShellの音をミックスする必要があるでしょうが、SideShellの音だけ、やや控えめにしつつ少しリバーブを足してミックスすると、うまく調整できれば臨場感出ます。 なお、2)の時にSideShellの音も録っても良いですが、私の経験上は、SideShellは部屋の余韻よりノイズばっかり拾う場合が多いので、私は2)ではSideShellは使いません。 入力が3ch使えたら、SM57で1)、VP88で3)の方法で録れると、後でいろいろなバリエーションで音をまとめられるのでいいんですけどねぇ。 UA-101は、マイク入力は2chしかありませんが、Line入力も使えれば最大10ch同時録音できますから、マイクプリアンプがあったら3ch同時録りできるんですけどね。
- kenta58e2
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スタジオといっても、音響的にいろいろなパターンがあるので一概には言えない点、また、マイクの種類や機材によってセオリーが若干違う…という点があるので、ちょいと一口には言いがたいんですが… まず、録音スタジオでも「良い部屋鳴りが売り」のスタジオと「完全無反響ブースが売り」のところがあります。 「完全無反響型」のスタジオなら、単一指向性のコンデンサマイクをオンマイク気味で録るのが、一番間違いがない録り方になります。 いろいろと流儀があるので、他のご意見も出るとは思いますが、私の流儀では 「朝顔の中を覗き込むようなマイク配置は×」 「やや斜めから、朝顔の開口部の『空間の音』を狙うように」 というのが基本形です。 楽器用ダイナミックマイクを使う場合は、「良反響型スタジオ」でも「無反響型スタジオ」でも、どっちでも上のような「開口部狙い」の設置方法にするしかありません。 「良反響型スタジオ」なら、マイクに本数があるなら「開口部狙い」と「オフマイク(コンデンサマイクに限る)」の2本立てで録ってみたい所です。 オフマイクの場合は、「部屋の反響のきれいな所に据える」というのが第一条件なんですが、初めて使うスタジオなんかだとなかなか難しい(^^ゞ (スタジオのスタッフが、詳しい教え魔だと助かるんだけど…) なので、次善の方法としては、マイクの指向性を考えて 1)楽器全体(口元から楽器の最下部まで)がピッタリカバーできるような距離(マイクによるが、80センチ~1.2mくらいか?) (マイク高さは、その位置で人が椅子に座った耳の位置をまず試すというのが、私の流派の流儀) 2)演奏者の全身がピッタリカバーできるような距離(マイクによるが、1.5~2強くらいか?) (高さについては、この距離だとその位置で立った人の耳の位置をまず試す…というのが、私の流派の流儀) …という感じが、私とこの流儀です。実際には、いろいろ微調整することになりますし、オフマイクならうんと離したり、上方45度くらいから演奏者を下に見下ろす形がベスト(ちょっと極端な例ですが)だったりと、いろいろですけどね。 また、そんなことは無かろうと思いますが、特にサックスでは、「楽器を振り回して踊りながらでないと、ノリの良い演奏ができない」という困ったチャン演奏者がたま~に居てますので、そういう時は上記(2)レベルのオフマイクで録るか、オンマイクなら楽器に直接クリップ止めするコンデンサマイク使うしかないですね(^^ゞ その他、どんなスタジオとかどんな機材(マイクや録音機器)を使うかによって、もうちょっと気の利いたことは言えるかもしれませんので、よろしければ補足下さい。
補足
ご教授ありがとうございます。 使用スタジオは、ごく一般のアマチュアバンドが練習するような、12畳程度の広さのスタジオになります。 マイクは、SHUREの「VP-88」または「SM57」所持しているので、それらを使用する予定でいます。 機材は、UA-101というオーディオインターフェースを使用して、パソコンに取り込んでいく予定です。 >「やや斜めから、朝顔の開口部の『空間の音』を狙うように」 これは、開口部を見下ろすような設置方法でしょうか? まだ演奏者とは1度も会ったこともないような状態で、どんなスタイルで演奏するのか曖昧なんですが、取り合えず自分の環境ですと、「ダイナミック=オンマイク」「コンデンサー=オフマイク」的な設置方法が無難でしょうか?
お礼
改めてご回答ありがとうございます。 「VP-88」の特性までもご存知のようで、アドバイスいただき大変助かります。 考えをまとめてみますと、UA-101のXLR端子でVP-88のオフ((2)系統)を接続し、フォーン端子でSM57のオンを接続し、オフは2m離れた耳の高さ。オンは朝顔から斜め20cm離す。 最終的にSIDEのトラックにリバーブをかける、と言うような感じで、なんとかうまくできそうな気がしてきました。 本当にありがとうございました。