いわゆる「コアサポ」です。
(2) 絶対反対です。
冬場の開催は、欧州と気候が違うので、まず無理です。
1.雪国チームは試合会場のみならず練習場所も確保できず、成績と人気の低下が懸念される。
設備新設にしても、雪国チームは現況では「お金持ちチーム」ではない為に
室内練習場などを作るのは難しい。
2.寒い中でも応援に行くのはコアサポと、ミーハー人気を持つ選手がいるチームだけ。
一般の観客は、温暖な地域でも気温5度6度みたいな冬場に外で2時間
というのは、普通は避けたいと思うはず。観客は大幅に減ると思われる。
3.夏芝を植えている会場がかなりあるので、これをオールシーズン芝に植え替える
必要があるが、スタジアム管理者が都道府県や市町村の場合には、
その行政が資金調達しなければならない。協力的じゃない行政も多いはず。
4.交通アクセスの問題。雪国チームの試合会場を避けたとしても、
雪国チームが温暖地域へawayに行くのに飛行機が飛ばないとか新幹線運休とか
こういうことに対応できるようにするのは難しい。
5.寒さによる選手のケガの心配。ケガ回避のために南国でキャンプ張るくらいなのに。
温暖な太平洋側なら、秋春開催でもそこそこやっていけると思いますが、
それでも2.に書いた集客問題が残ります。
気温の点では、太平洋側でも名古屋や京都あたりは相当寒いので大変でしょう。
Jの理念である、全国各地にサッカーチームを!という百年構想から考えて、
これでは明らかに雪国チームは不利であり、成績が上がらなければ人気も伴わない。
集客が落ちれば、サッカーに興味を持つ人も減っていくわけで、先細り。
個人的に一番の理由は、やはり毎年の天皇杯などで真冬の試合を経験して
「これだけ寒いと、コアサポじゃなかったら絶対行かないな」と実感しているからです。
コアサポでも、寒いのはできれば勘弁してほしい、という感じです。
No.2さんが、札幌ドームがあるので札幌が反対するのはおかしい、とおっしゃっていますが、
札幌ドームの芝は12月~3月の間、休眠させています。
ドームの屋根の下では太陽光がないので芝は育ちませんし、
札幌は、芝を外に出しても晴れの日が少ないどころか雪が積もってしまい、芝は育ちません。
1月の日照時間は、東京の半分~3分の1と少ない上に気温も低く、雪は解けません。
よって芝を雪に埋めてしまい、冷凍保存のようにして休眠させます。
芝がないので、当然試合は出来ません。人工芝はケガの可能性が非常に高く
(サッカーはスライディングが多いので、摩擦熱が天然芝に比べて非常に高く危険、
また滑りやすいのでプレーの質の低下も懸念されます)非現実的。
現在のJリーグの規定では人工芝は認められていないくらいです。
(犬飼さんは、これを変更しようとしているようですが。)
毎年3月にサポーター有志で、ドームの外に出した芝の雪を割る行事がある程です。
というわけで、札幌ドーム自体が冬場はサッカーが出来ない状態になっているんです。
お礼
《回答を寄せてくれた皆様へ》 たくさんの回答をお寄せいただき有難うございました。 私としては欧州と同じ秋春制にしたほうがいいと思います。 しかし、皆様のご指摘通り今実施するには、解決しなければならない問題が多すぎます。 ドイツでは防寒対策としてピッチや観客席にヒーターを入れています。 日本もドイツ並みに環境整備しないと、秋春制実施は無理でしょう。