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うつの診断と診療
生活や仕事が上手くいかず、気分がこれまでに無いほど停滞しています。それにも増して体調自体が優れなく、普通のお医者さんで診療してもらっても、原因が分からずじまい。そこで自分はうつなのではないかと感じ、ネットで見つけたうつ診断などを数個試したところ、精神科に行くべきとの結果が出ました。 精神的には強い方だと常に思ってきたので、にわかには信じられないのですが、病的に体調が優れない状態が数ヶ月間続いていることがやはり気にかかるので、精神科に行ってみようと思います。 お聞きしたいのは、精神科のお医者さんにかかる場合、相性の良いお医者さんを見つけることが重要でしょうか?もしそうなら、相性の良いお医者さんを見つけるコツなんかはあるのでしょうか? そして、ある程度の期間は同じお医者さんに診療してもらい続けることは、よい治療に必ずしも必要ですか?違うお医者さんに見てもらう度に治療の方向性が変わってきたり、それまでやってきた治療が無駄になってしまうということは有り得るのでしょうか? 精神科はあまりにこれまでの自分の世界とかけ離れているようで、何も分からない状態なので、アドバイスをよろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
まだ、締め切っておられないので、一言述べさせてください。 >精神科のお医者さんにかかる場合、相性の良いお医者さんを見つけることが重要でしょうか?もしそうなら、相性の良いお医者さんを見つけるコツなんかはあるのでしょうか? 質問者さんがうつ障害と仮定した場合 信頼性云々よりも、受診する精神科医が適切なうつ病の治療法に精通しているかを確認された方が良いのでは? ちょっと古い資料になりますが 毎日新聞 2006年9月27日 東京朝刊の記事の抜粋です。 うつ病の治療は「1種類の抗うつ剤を一定期間,一定量出す」というのが基本で,症状を診ながら別の薬に切り替えていく。だが,こうした治療方法を知らない医師が多く,問題になっている。精神疾患は統合失調症,パニック障害,アルコール依存症など多岐にわたり,うつ病の治療法をきちんと知らない精神科医が多いという。 うつ病は不適切な治療を続けると治療期間が長引き完治が望めない。だが患者は精神科医というだけで「精神疾患全般を治せる」と思いがちで,不適切な治療に気づかないという。うつ病患者から職場復帰の相談を受けてきた内科出身の富士電機システムズの産業医,堀川直人さん(43)は「2種類の薬を少量しか出されていない患者が多く治療に疑問を感じる」と話す。 日本うつ病学会も,うつ病の治療が適切にできる医師の養成が急務だとして,来年度から研修を行い,修了者には認定証を出すことを検討。また,病院選びについて国立精神・神経センター武蔵病院の樋口輝彦院長は「当面は大学病院や総合病院の精神神経科,うつ病専門の開業医にかかるのがよい」と話す。 ◆適切な薬物療法の6条件◆ (1) 標準治療を知っている (2) 副作用とその対策を熟知 (3) 薬の種類を減らそうとする (4) 複数の薬を使う際,納得できる説明ができる (5) 薬の少量投与(ちょこ出し)をしない (6) 薬の飲み心地をいつも聞く ※防衛医科大学校精神科学講座・野村総一郎教授による」 まずこちらの方が受容なポイントだと思います。 内科でも、消化器内科、循環器科、呼吸器科と臓器ごとに別けられていますが、メンタル系ではせいぜい、精神神経科、心療内科(厳密に区別すれば、心身症を診断治療する内科の1セクションですが)、メンタルクリニック等としか標榜していないので良く判りません。 総合病院や大学病院のHPでは、医師紹介の欄を設けてる所が多々有ります。 そこで主たる専門分野の記載されているケースも存在します。 それを参考にされては如何でしょうか? 相性の良い医師とめぐり合うには、結局ある程度、ドクターショッピングをせざるおえないと思います。(医療費の無駄遣いと批判されますが) 自分は今の主治医にめぐり合うまで(あくまで仕事の関係で主治医を替える目的でしたが)「自分は患者に接する時はストーレートな事しか述べない」ポリシーの心療内科医、「薬は松葉杖の様な物、結局は歯を食いしばってやるしかない」と言った精神科医(その時は相当なショックを受けましたが、今考えると、薬に依存するなと捉えれば、ある意味正しかったかも?)、「調子はどう?」しか問診せず、具合が悪いと返答すると「薬替える?」しか言わない精神科医と色んな主治医のタイプを遭遇して来ました。 それらの私の体験からそう思えます。 >ある程度の期間は同じお医者さんに診療してもらい続けることは、よい治療に必ずしも必要ですか?違うお医者さんに見てもらう度に治療の方向性が変わってきたり、それまでやってきた治療が無駄になってしまうということは有り得るのでしょうか? 単極性気分障害(定型うつ病)には、薬物療法が第一選択の治療法になります。 坑うつ剤も様々なタイプがあり、効果や効き具合も人様々でし 一定の期間服用(最低でも2週間位)しないと効果が表れません。 坑うつ薬の増量や変更を考慮するとそれ以上の期間必要です。 それらを勘案すると、ある程度の期間は同じ医師に受診した方が良いのでは? 何らかの事情で転院をする場合、♯4の回答者さんがおっしゃる様に 紹介状を持参すれば、以前の医師の治療法と継続は可能だと思います。
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- youhei2317
- ベストアンサー率28% (23/82)
No.2です。 精神科も医学つまり科学ですから医師の主観によって診断が変わるということはありません。質問者様の発するさまざまな情報(言葉や表情等)を元に診断を下します。 とはいえうつの場合、血液検査のような数値データで客観的に出るわけではないので診断にブレがあることがありますが、それもコミュニケーションが深まることによって精度が高まるのではと思います。 そういった意味でもある程度長期の通院が必要であろうと思います。 なお転勤によって転院を余儀なくされる方はよくいらっしゃいます。ですので紹介状をお願いされることはなんら気に病むことではありません。 前もってそういうこともありうることを話されておくといざというときスムーズにいくでしょう。
お礼
ご回答有り難うございます。昔、河合隼雄さんがなにかの本で、こういう話をしていました。アメリカの精神科医がごく普通、あるいは少しだけうつ傾向のある日本人を診断すると、大変深刻なうつ病という診断を下してしまう傾向があり、始めは理由が分からなかったものの、文化的な背景が多分に影響していると知られるようになったそうです。(アメリカは日本に比べてあっけらかんとしてますからね。)そこで、アメリカでは東洋人の多い地域には、文化的な背景を理解したお医者さんを配置するなどの努力をするようになったということです。私も似たような環境にいるので、そういった相性が問題になるか心配でした。でも、素直にじっくり話して、お医者さんとの信頼関係を築くことが大事でしょうね。転院の有無に関しても心配を取り除いていただき、有難うございました。
- mac_res
- ベストアンサー率36% (568/1571)
> 精神的には強い方だと常に思ってきたので、 精神的に弱いからうつになるというのは、ありがちな誤解です。 チャーチルは、うつを患いながらナチスドイツと戦いました。 http://kokoro.squares.net/depppl.html > 相性の良いお医者さんを見つけるコツなんかはあるのでしょうか? コツはありません。数あたってみるしかないでしょう。 > ある程度の期間は同じお医者さんに診療してもらい続けることは、よい治療に必ずしも必要ですか? 坑うつ薬は、2週間から、1ヶ月飲み続けてようやく効き始めるものです。この期間内に変わってしまっては、誰も治療できません。 でも、症状がよくならないのに、2ヶ月以上同じ処方を続ける医者は要注意です。SSRI/SNRIだけしか出さず、三環系、四環系を使わない医者も要注意ですね。 それと、睡眠薬にベゲタミンを常用で出す医者も敬遠したほうが良いです。 まあ、良い医者にめぐり合ってこそ、悪い医者のどこが悪かったかがようやく分かるわけで、話はよく聞くし、丁寧に説明もしてくれるけど、病気を治せない藪医者と言うのは実際たくさんいます。 うつ病は、精神科の領域です。「精神科」と書くと、敷居が高くなって患者に敬遠されるので、心療内科を掲げている医者は、私なら最初から信用しません。
お礼
回答有り難うございます。 自分が精神的に強いといったのは、弱い人が心の病に陥りやすいという偏見を意味したわけではないです。元々非常に悲観的や虚無的な考え方をベースに心に余裕を持たせようとする性格なのですが、それでも逆説的に納得できる自分なりのポジティブな価値観を持ちつづけてやってきた(つもり)です。今まではそれでも普通にやってこれたのに、突然体調に異変をきたすほどに何かがおかしくなってしまった事にとまどいを感じたと言うことを書きたかったのです。自分はうつみたいなものに、耐性があると勝手に信じていたということでしょうか・・・。 お医者さんを選ぶ上での為になるアドバイスも有り難うございます。参考にさせていただきます。
- youhei2317
- ベストアンサー率28% (23/82)
>お聞きしたいのは、精神科のお医者さんにかかる場合、相性の良いお医者さんを見つけることが重要でしょうか? そうですね、近年『うつは心の風邪』とよくいわれていますが風邪とは違い通院が数ヶ月から数年と比較的長くなりがちです。風邪のように数回の通院で治ることはないので相性や地理的に通いやすい所を見つけることは大切でしょうね。 >もしそうなら、相性の良いお医者さんを見つけるコツなんかはあるのでしょうか? こればっかりは人間関係なのでなかなかコツは難しいですね。あってみるまでわかりませんが、100%の相性というのは難しいでしょうから気楽に行ってみましょう。 >そして、ある程度の期間は同じお医者さんに診療してもらい続けることは、よい治療に必ずしも必要ですか? うつの薬はめざましく効くというものではないですし、よく治療過程を『三寒四温』と例えられます。ですのである程度長い期間客観的に見ていただく必要があるように思います。 >違うお医者さんに見てもらう度に治療の方向性が変わってきたり、それまでやってきた治療が無駄になってしまうということは有り得るのでしょうか? もし、やむを得ずお医者さんを変える場合、紹介状を書いていただきましょう。新しい先生もこれまでの治療経過がわかればまた振り出しに戻るということはないでしょう。 精神科(心療内科も同じです)は敷居が高く感じられますが基本的に内科などと変わりませんのであまり構えずに気軽に受診してください。
お礼
回答有り難うございます。やはりお医者さんとの相性と、ある程度継続的に同じお医者さんに診療してもらわなければないといけないということは、多分にお医者さんの主観的な方向で治療方針が決定してしまうということなのでしょうか。仕事の関係上同じ場所にこの先2、3年以上定住することが無いと思われるので、その点多少不安です。お医者さんを変えるということは頻繁に行われているのでしょうか。元のお医者さんが気分を害されないように、どういった気をつけるべきかとか、考えてしまう質なのです。貴重なご意見有難うございました。
- thursday_f
- ベストアンサー率23% (6/26)
精神科ではなく心療内科という手もありますよ。 単純なうつなら、最初は休養と、体に合う薬を探すことになります。 正直この時点では医師の腕はあまり問われないと思います。 (薬を大量に出されすぎないことを注意するだけです。 種類が多いと副作用の原因特定などが困難になりますので。) 医師との相性が問われるのは、ある程度改善してきてからです。 要するに再発予防ということです。 会社の産業医のつてや、健康保険組合との連携が取れそうなところがいいと思います。 あと金銭的に、自立支援医療制度というものがあるので参考程度にどうぞ。
お礼
回答有り難うございます。やはりある程度の期間はおなじお医者さんにつかなければ、相性などもよく分からないということですかね。保険や医療費などの点についても、参考になります。実際保険が利くかどうかなども心配だったので、参考にさせていただきます。
お礼
okgoo08様、丁寧なご回答誠に有り難うございます。お礼が遅れてしまった事をお許し下さい。ご指摘の事、気をつけるべき点だと思いますが、自分にはやはり経験もないし、専門知識にも乏しいので、この時点ではまず信頼できそうに思われるお医者さんにかかってみて、様子を見ないとどうしようもないと思いました。とりあえず、お医者さんの言うことを鵜呑みにするだけでなく、自分でも賢い患者になることは重要だということですよね。大変参考になるご助言を有難うございました。