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シベリウスの交響曲

いつもこのカテ、とても参考にしている者です。 さて、表題の件です。 1.シベリウス交響曲に詳しい方、大好きな方!!、はまっている方 彼の各交響曲のツボ、ポイントをお聞かせいただけないでしょうか。 2.中でも コレダントツ 一押し!!というものがございましたら ぜひともお教えいただけないでしょうか。 一般的に有名なものと交響曲は有名な2番しか聴いたことが無く これから色々聴いてみようかと思っています。 現在 彼のピアノ作品に少しはまってます

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回答No.4

シベリウスの曲を40数年聴いているものです。 まったく飽きません。 交響曲は高校生の時に、聞いたマゼール/VPOの第1番から 始まります。今でも、マゼールのこの第1番は最高です! さて、交響曲を聴く順番ですが、シベリウスは民族色の強い 第1番から始まって、段々と曲が研ぎ澄まされていくのが わかります。普通は編成も大きくなり、規模の大きな曲に なっていくものですが、シベリウスは逆で、無駄な音符が 一つずつなくなり、いわばダイエットしていくわけです。 第7番は1楽章形式です。しかも、交響曲の形をしていません。 交響詩か幻想曲です。しかし、7曲に通じているのは やはり、北欧の自然、民族の血、生命力のようなものが 感じられます。 現在、シベリウスは全集で沢山CDが出ています。 個々に買うよりは、全集で買ったほうが良いと思います。 聴く順番は第1番から第7番へ順番に聴いていけば良いと思います。 ダイナミックな演奏が特徴のセイゲルスタム(ブリリアント)、 知的な演奏のヤルヴィ(BIS、グラムフォン)、オーソドックスな バリビローリ(EMI)、厚みのある録音のデイヴィス(フィリップス)、楽譜を研究したヴァンスカ(BIS)、 厚い共感を寄せた演奏のベルグルンド(EMI、フィンランディア) 若々しいオラモ(ワーナー)、ヤンソンス(EMI)... 良い演奏はきりがありませんが、私が40数年聴いてきた マゼール/VPOも、今は2枚組みで売っていますので 是非、若きマゼールとVPOのやや荒々しい演奏を聴いてみて 下さい。感動すること間違いなしです。

anchan1
質問者

お礼

>シベリウスの曲を40数年聴いているものです。 >交響曲は高校生の時に、聞いたマゼール/VPOの第1番から 始まります。今でも、マゼールのこの第1番は最高です! ↑ すっ、凄いです!! シベリウス 一筋ってところでしょうか 本当にお好きなんですね、感服いたします。 私のシベリウスはフィンランディア(中学校合唱コンクールで歌った)デビューでした。 フィンランドの当時の背景知って涙が出ました。 ピアノ曲「樅の木」や「トゥオネラの白鳥」も好きです。 さてマゼールですが、私もかなり好きで 「ホルストの惑星」、「プロコフィエフのロメオとジュリエット(全曲盤)」 彼のが一番好きです >規模の大きな曲になっていくものですが、シベリウスは逆で、無駄な音符が 一つずつなくなり、いわばダイエットしていくわけです。 ↑ なるほど、意識しながら聴いてみます。 >やはり、北欧の自然、民族の血、生命力のようなものが感じられます。 ↑ 私はこういうものを求めているので嬉しい解説ですね!! こういったことが聴けるのはやはりこのサイトの醍醐味ですね 嬉しいです >個々に買うよりは、全集で買ったほうが良いと思います。 ↑ そういたします。 >聴く順番は第1番から第7番へ順番に聴いていけば良いと思います。 「無駄な音符が一つずつなくなり、いわばダイエット」を意識しながらも 聴いてみたいと思います。 とても楽しみです。 各指揮の演奏をわかりやすく解説してくださってありがとうございます。 シベリウスではヤルヴィとバルビローリの名が良く出ますね ベルグルンドとヤンソンスも名前をよく聞きます >私が40数年聴いてきたマゼール/VPOも、今は2枚組みで売っていますので 是非、若きマゼールとVPOのやや荒々しい演奏を聴いてみて 下さい。感動すること間違いなしです。 ↑ バルビローリいいなと思っていました。 が マゼールもかなり好きな上、ここまで薦められれば これは購入して聴いてみます!! 普段のお昼代削っても(笑) 今はとても求めやすい値段になりました。 音楽は無用な消費物ではありませんから その価値は一生モノなのでイイですね 心強い(というべきでしょうか)ベテランさまのご丁寧な回答  誠にありがとうございました

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回答No.3

あえて序列をつけるなら、よく聴きたたくなる、あるいは聴いている順番で 7>6>1>4>5>2>3 2番から入るのは王道でしょうね。つぎに聴くなら2番に通じる明るさと華やかさのある5番がいいと思います(これが最高傑作だという人もいる)。 次は7番。単一楽章で全体的にゆったりした流れですが、華やかさも渋さも兼ね備えています、ゆるゆると盛り上がったところでトロンボーンがユニゾンで雄大メロディを吹き鳴らす瞬間は鳥肌ものです。 1番は、ときどき無性に聴きたくなります。全体的に荘厳で厳しい感じで、北国の冬を思い起こさせます。1楽章のホルンのユニゾンのところなんか、はまります。 4番、6番は壮大に盛り上がるところがなく、ちょっと渋めで取っつきにくいかもしれませが、物静かで控えめな美女といった趣で、でも意外と疾走感があったりしていいです(あるイギリスの批評家の影響で4番が通好みの最高傑作ということになっていたりします)。 3番はなかでは不人気であんまり有名ではないですが、メロディの親しみやすさはピカイチかもしれません。2番の延長のような壮大さ、華やかさはないですが、全体的にほんわかと明るい感じです(聴力の病が回復して希望を取り戻したころの作品らしいです)。 交響曲以外なら、カレリア組曲とかレミンカイネン組曲なんかいいですねえ。どこをとっても楽しく、ファンタジーを感じさせてくれます。

anchan1
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 「あえて序列をつけるなら」とありますが ご丁寧かつわかりやすい解説、私にとって大変参考になりました。 4番が気になってしょうがないですが(あの出だし・・・) なるほど、通好みなんですか 作曲家自身の背景、そして彼が生きた時代背景を知っておくことも 良さそうですね。 回答者さんのコメントとこれらを意識しながら聴いてみようと思います。 ※レミンカイネン組曲は聴いたことが無いので  トライしてみようと思います。

noname#192232
noname#192232
回答No.2

まず,シベリウスの交響曲全体で言えばハズレはないです。 どれも緻密で完成度が高く,味わい深いです。 少し古い録音ではバルビローリが代表的で人気がありました。 私も当時はLPでしたがバルビローリで集めました。 バルビローリ/シベリウス全集(5CD)  http://www.hmv.co.jp/product/detail/497231 それぞれにいろんな演奏家で集めるのもいいかもしれませんが, 別の演奏家で組み合わせると同じ番号が重複することもありますし, 今の時点で2番だけお持ちなら,全集を買われるといいと思います。 比較的新しい録音では次のものがいいかもしれません。 ヤルヴィ/シベリウス:交響曲全集、管弦楽曲集(7CD) http://www.hmv.co.jp/product/detail/2564115 この全集をお勧めする理由のひとつは交響曲ではないのですが, CD-5 にあるアンダンテ・フェスティヴォの録音があまりないことです。 管弦楽曲も「はまります」ので,まとめてのお勧めです。 それぞれの交響曲の特徴は,人によって感じ方も違うでしょうし, 手短に書くのも難しいですが,私,個人的には,4番と7番が印象的です。 人を避けて,森の中に閉じこもって,自然の中から聞こえてくるものと 見えるものだけから,発想し構想したのだろうかと。 シベリウスがそんなことを言っていたという話の記憶がありますので, その様子を連想してしまいます。 以下,参考に載せておきます。 「北欧フィンランドの自然、森と湖にインスピレーションを求め」 http://www.sib-jp.org/sibelius/frame.html 「エーテボリ交響楽団」 http://www.universal-music.co.jp/classics/release/m_topics/umcl200510/uccg1265.html

anchan1
質問者

お礼

ご回答 ありがとうございます! 先ず 「日本シベリウス協会」というものがあるのですね!! URLありがとうございます。 お気に入りに登録しておきます♪ サー・ジョンは賛否両論?あるようですが 私の大のお気に入りの指揮者です!! ヤルヴィと迷いますが、恐らく先ずはバルビローリで攻めます。 実は ご回答にもあります4番 視聴(出だしの部分だけ)で 物凄く 気になってました・・・ なんていう音楽だと。。。 この4番を理解したく?質問したのもあります よって、ご説明ありがとうございます。

  • dondoko4
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回答No.1

交響詩「フィンランディア」 「のだめカンタービレ」でも流れていました。 壮大な音楽がお好きなようですが、それならリヒャルト・シュトラウスなんかどうですか、「ツァラトゥストラはかく語りき」「ドンファン」「英雄の生涯」「死と変容」 ヘッドホンではとても聞けません。 シュトラウスというとワルツのヨハンシュトラウスを思い浮かべる人が多いです。 ほかに、ベルリオーズの「幻想交響曲」 この曲、ひとつずつ(章節)ストリーになっています。

anchan1
質問者

お礼

回答ありがとうございます リヒャルト・シュトラウスの曲では  ダントツでアルプス交響曲が好きです。 ムラヴィンスキーですヴィド?という方の演奏で。 彼の「死と変容」、存在は知ってますが聴いたことがありませんので チャレンジしてみようと思います。 >シュトラウスというとワルツのヨハンシュトラウスを思い浮かべる人が多いです。 ↑ 実際、ヨハンと何ら間違えられて 本人激怒された事もあるとか(笑) 彼、恐らくナルシスト男?ですが 曲は好きです ベルリオーズは幻想交響曲は 劇的な曲ですよね ホントに彼女への執着&復讐から作曲したんでしょうか・・・