どうも、釣りバカです。
アクションも何も…基本「ルアーのアクションはペンシルに通じる」んで、ペンシルさえ動かせればあとは一緒なんです。もっともペンシルを動かせなければ意味ナシですが。
ペンシルをキャストして、着水したらロッドを寝かしてラインを水面と平行な状態にします。そして大きく煽って巻き取る、煽って巻き取るを繰り返せばペンシルはスイーッスイーッと左右に泳ぎますね。これが水面をスケートのように滑っているからスライディング(お笑い芸人はこの技だけはやりたくないらしい、スベるのがイヤだから)。手首でロッドの穂先をチョイと煽ってチョイと巻き取るを繰り返せばペンシルはチョビチョビっと泳ぎますね。これがドッグウォーク(ウォーキング・ザ・ドッグ)。直訳すると『犬の散歩』だけど、ダンスの基本の型に『ウォーキング・ザ・ドッグ』というのがあって(ローリング・ストーンズやエアロスミスのファーストアルバムのラストがそのダンスを歌った曲)その踊りに良く似ているからこの名がついたんですね。
で、これをリップ付のプラグ(ミノーやクランクなど)でやればスライディングでやっている事は『ジャーキング』と呼び、ドッグウォークでやっている事は『トィッチング』と呼ぶだけの話です。さらにバイブレーションやジグヘッドなんかで寝かせていた竿を縦に構えてロッドの穂先を空に向けてスライディングをやると『リフト&フォール』、小さくやると『ジャカジャカ巻き』と呼ぶようになる。たったこれだけの話です。
でもトップ系のルアー以外の地上最強の巻き方は「ただ巻き」なんっすわ。なにしろただ巻いてくるだけで基本かってい泳いでサカナを誘ってくれるように出来ているから。実際私、ダウンショットでもクランクでも何でもかんでも、余計な事をしないでただ巻いてくるだけで周りが引くほど釣ってますから。これ本当。
だからと言って、ルアーが至極簡単だと割り切るのは早計で、シンプルだからこそ奥が深くて難しいんです。
どうしても釣れない人の98%は、「そんなトコに、バスなんかいねえよ」的な所にしつこくルアーを通している場合がほとんどです。
例えば本なんかに「バスはアシ際に着く」って書かれているでしょ?でも釣れない人はアシのキワに落として攻めた気になっている、でも当のバスには見えていないから喰いに来ない、だから「釣れねえ」となっちゃうんです。実際には「アシにルアーを突っ込む」のが正解。例えば「バスは桟橋に着く」って書いているでしょ?でも釣れない人は桟橋のヘリにルアーを通して(実際チョイヘリから離れて)いるからバスに気づいてもらえない、だから「釣れねえ」となっちゃう。実際には「桟橋の隙間にルアーを捩じ込む」のが正解。
つまり釣れない君の98%はルアーロストを恐れて攻め切れていない、というのが原因なんです。誰だってロストは嫌だよね、俺だって嫌だよ、多分人が考えている以上に嫌だよ。なのでロストしにくいルアーをセレクトする事が肝心ですね。
ロストを恐れる理由は「狙った所に打ち込めない」場合がほとんどで、打ち込めないからチョイ手前にルアーを落としちゃう、攻め切れないからいつまで経ってもキャストが上手くならない、と釣れない君の悪循環に陥っちゃうんです。
そこでまず ・ノーシンカーみたいな根掛かりしにくいソフトルアーで攻める ・根掛かりしにくいスピナーベイトで攻める ・トップのフックをシングルフックに交換しちゃう のどれかで攻める事をお勧めします。根掛かりのリスクが軽減すればルアーをポイントの奥に捩じ込む事ができる、思い切りキャストできればキャストも上手くなるっつーわけ。
蛇足ながら、釣れない人の98%が思い切りの悪さが原因ですが、残り2%は?というと…「ぜんぜん人の話を聞かねえ」奴で、この手の人はバスだ釣りだ云々言う前に人としての日常生活でもロストしまくり、「何でもかんでも『冗談です』っつったら許されると思ったら大間違いだぞ」的なイタい人なので救いようがありません。
ルアーのアクション云々なんて小手先の事ばかりに気を取られていないで、まずはバスがいる所にルアーが打ち込めるようにキャスティングの腕を磨いて下さい。どう転んでもいないところにルアー放り込んでも釣れるわけありませんから。本当のテクニックって、キャスティングにありますからね。
キャスティングでわかんない事があったら、どんどん聞いちゃって下され。
お礼
色々と新しい解答ありがとうございます