• ベストアンサー

プリンターのインクの色について

ふと思ったのですが、何故パソコンのプリンターではCYMKを使っているのでしょうか?(最近ではもっと色の種類が多いですし…) RGBのインクを使っても理論的にはすべての色を表せると思うのでが(表現しにくい色があるというのはあり得るかもしれませんけども)。 インクは濃い方がコストがかかると聞いたことがあるので、結局はコストの問題なのでしょうか? ということでインクとしてCYMKを使うことによる利点は一体何であるのかを教えていただきたいです。 逆にRGBを使うことによる利点、欠点とかを挙げてくださっても構いません。 何か回答があればよろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 4G52GS
  • ベストアンサー率71% (1969/2770)
回答No.4

プリンタの修理屋です。 他の方も説明されていますけど、利点、欠点という話ではなく、CMY出なければ印刷できないというだけの話なのです。 一番簡単な話は、CMYでは白は表示できませんが、RGBでは黒が表示できません。 CMYでは下地の紙の色をしろとして使い、RGBでは画面が消えているときの色を黒として使っています。 ですから写真用の用紙では白の度合いを競うわけです。 また、ブラウン管の時代ですけれど、20年位前に東芝から「ラベンダーマスク」というシリーズが出ていました。 表面のガラスにめがねのようなコーティングを施して乱反射を防いだものでしたが、結果的にまったく発光しない部分(黒の部分)に乱反射がなくなって、黒が引き締まった、という効果が出ていました。 さて、CMYにKが追加されるのは3つの理由があります。 黒はCMYを同量混合して表現しますが、理論上の完全なCMYの色材が存在しないため、黒のインクを追加しています。 もう一つは、黒は一番良く使いインクで、3色のインクで重ねて印刷していると時間がかかること。 さらに、黒1色に比べて3倍くらいのインクを吹きつけるわけですので、紙がしわしわになったり滲んだりしてしまいます。 当然ランニングコストも高くなるわけです。 そのほかのインクについてですが、レッド、グリーン、ブルー、グレーなどのインクは比較的良く使うインクで、都度混合しているとインクの量が多くなり紙が(水分を)吸収できなくなり画質が悪くなるのを防ぐ目的です。 また、インクの濃さよりも薄い色は印刷できませんので、薄くする場合は、ドットを間引いて印刷するしかありませんでした。 昔のヘッド密度は低く、そうすると画面に粒状感がでてきました。 そこで、標準の色よりも薄いフォト(ライト)シアン、フォト(ライト)マゼンタなどを装備してドットの密度を上げたわけです。 これによってザラついた感じを押さえていたわけです。 ただ、最近ではヘッドの密度も上がり、ドットの間引きを行ってもザラつきがわかりにくくなり、キヤノンなどはインクの数を減らす傾向にあります。

LOHA
質問者

お礼

一つ一つお礼書くのはのちょっと大変なのでまとめてここに書かせていただきます。4人の方、ご回答ありがとうございました。 No1の方へ >RGBは発光体でなければ表現できず、RGBのインクなんてのは存在しません。 とありますが、これはちょっと違うような気がするのですが。 No3の方へ >YインクはRGの光を反射しますので、倍の明るさです そのために、CMYを等量混ぜても真っ黒にはならないという話は聞いたことありました。 No4の方へ 大変わかりやすい説明ありがとうございます。納得いたしました。 明るい色を表現するのためにも、CMYは効率が良かったというわけですね。 >インクの濃さよりも薄い色は印刷できません 言われてみればものすごく当たり前のことなのですが、どうもここが盲点だったようです。 みなさんありがとうございました。

すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (3)

  • shintaro-2
  • ベストアンサー率36% (2266/6245)
回答No.3

>ということでインクとしてCYMKを使うことによる利点は一体何であるのかを教えていただきたいです。 RGBを使って色を出すことは可能ですが、印刷物が暗くなります。 CMYを使う利点は、明るい印刷物を得ることができることです。 人間の眼はRGBの光を検出します(厳密には違いますが、以下(略)とする)。 Rインクは、Rの光しか反射しません(GB吸収)(略)。 Gインクは、Gの光しか反射しません(RB吸収)(略)。 RGを混ぜる(小さい点を同じ数だけ印刷)と、Yを得ることができますが、半分の点でRまたはGが吸収され明度の低い(暗い)Yしか得られないのです。印刷しない白の領域を増やせば明るくできますが、それでは粒状感が出ますし、紙の色を活かすことができません。 それに対し、YインクはRGの光を反射しますので、倍の明るさです(略)。MインクはGBの光を反射します(略)。 混ぜると(小さい点を同じ数だけ印刷)、すべての点でGを反射し明度の高いGを得ることができます(彩度は落ちますが)。 つまり、YMCインクを使えば、RGBインクよりも明るい印刷物を得ることができます。RGBKインクで明るくすることは不可能なのに、YMCKインクで暗くすることは可能なので、RGBKインクよりも便利ということになります。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • ddg67
  • ベストアンサー率22% (1211/5475)
回答No.2

RGBインクだと色が表現できないからです。 理論的には各色作れるわけですが、紙に印刷するとその物は光を透過しないので、R/100%だったら黒く見えるわけです、GもBも同様、インクの濃さで濃度を調整して赤く見える、青く見える、緑に見えるって表現すればいいのですが 100年も前からCMYKでの印刷技術があってそれが連綿と続き、それに対しての様々な工夫が開発されて今に居たっていますので、今更RGBインクの印刷方法を開発するのって手間も時間もお金も掛かりますから、誰も手を出さないっていう現実的な問題ですね(^_^;

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • dezimac
  • ベストアンサー率56% (2365/4208)
回答No.1

RGBは自ら発行するものを組み合わせて色を表現し、「光の三原色」といわれます。 赤緑青のフィルムはった懐中電灯等を用意すれば実験できます。 RGBは合わせると白になる加法混色です。 CMYKは光を反射して色を表現する「色料の三原色」といわれます。 CMYは組み合わせると黒になる減法混食です。 絵の具を混ぜ合わせたときのこと思い出して下さい。 印刷ではCMYだけだと引き締まった黒が表現できない&コストもかかるので、これにK(黒)を合わせて使っています。 RGBは発光体でなければ表現できず、RGBのインクなんてのは存在しません。 一般的な印刷ではCMYKの4色有れば、大抵の色は表現できます。 組み合わせるだけでは簡単に表現できないものもあるから、その場合はその色のインクを使います。 家庭用インクジェットプリンタでは、CMYKが基本で、高画質な写真を売りにしている上位機種では、より淡い色合い滑らかに表現するのに、薄い赤や青系のインクを追加しています。 淡い色表現するには、吹き付けるインク減らせばいいけど、そうすると粒子感がでやすいので、それなら始めから淡い色のインクを使うということです。 他にMYやCYの組み合わせでも表現できるけど、より強烈な色合いを求めて赤や緑を追加した例もあります。 インク数が増えれば、それだけコスト(本体&インク代)がかかるので基本的にCMYKの4色で十分です。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%9B%E6%B3%95%E6%B7%B7%E8%89%B2
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A