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映画「ジョーズ」の不自然なカット繋ぎについて

映画「ジョーズ」の不自然なカット繋ぎについて DVDを見直していて気づいた(既回答とも思いますが、検索しても見つけられなかったため)のですが、チャプター16後半の樽を三個繋がれたジョーズがオルカ号を追いかけてくるシーンでエンジンを吹かしすぎ、船が停止してしまうのですが、その次のカットで、追いかけてきたはずのジョーズが船首から船尾へ通り過ぎていきます、不可思議なつながりなのですが、少なくとも私がもっている分ではそうなっていますが、皆さんのご意見をお伺いしたいと思います、宜しくお願いします。

みんなの回答

  • isoiso0423
  • ベストアンサー率64% (1125/1741)
回答No.2

指摘されているカットを見てみました。 確かに位置関係でいうと、オルカ号よりも”樽付きジョーズ”は後方にいるのに、船のエンジン停止~船内の出火~消化器を取り外すクイントetcの数カット後には船主から船尾へと通過していくミディアムロングショットで繋がれています。 船尾にいた”樽付きジョーズ”が船主の方向に位置が変わったカットことがはっきりとわかるカットがないためで、アレレ?という感じもします。 ただ途中に水面を横切っていく樽のカットや、船内の数カット(どれも寄り画)が挟み込まれているので、ボク自身はそんなに違和感を覚えませんでしたが、各カットを検証していくと『位置関係』があやふやな感も否めません。 この作品の編集者としての解釈は”たぶん”各カットの間に位置関係がかわった、あるいはエンジン停止で船の向きが変わっている、とそんなところなんじゃないかと思います。 なぜこうしたかは、寄り画と引き画をより際だたせたかったので、あえて”位置が変わることを示す説明カット(当然ロングショットになります)”を省いたのではないかと思います。 ロングショットは”樽付きジョーズ”の後方から先を行くオルカ号を捉えたショット(水平線と空の比率が6:4がくらいにあるショット)以降、ジョーズが船首から船尾へ通り過ぎて行くショットまで、その間20カットくらいが寄り画中心で編集されています。 ひょっとしたら必要なカットを撮影し忘れた、なんてこともあるかもしれませんが、ハリウッド作品は撮影以前に、緻密な画コンテをプロデューサーに求められたり、デイリーといって撮影済みフィルムを毎日プロデューサーがチェックして、足りないと思われるカットの再撮影を要求するなど、入念なチェックがシステムとしてあるので、よもや忘れる?なんてことは無いとは思うんですけど……

mesato
質問者

補足

大変分かり易く丁寧な回答を有り難うございました。 が、まだ疑問が残ります、編集者の解釈の例「エンジン停止で船の向きが変わった」 これはクイント船長が消火器を取りに行くシーンの背後に海面が写っていますが、まだ若干ですが、船首から船尾に向けて流れています、つまり、まだ船の向きは向きは変わっていませんネ。その後、フーパーがモリの様な物を取って操舵室を出ようとし、クイント船長が消火剤を噴射、フーパーが操舵室を出て行くシーンの背後に海面が写っていますが、この時点でもう樽付ジョーズが船首から船尾へ走っています、大体上記の一連の行為にどれくらいの時間が掛かるでしょうか、マア長く見ても10秒程度でしょう。 エンジンが爆発する以前の望遠での樽を撮ったロングショットがありますが、距離は数百メートルあるように見えます、上記のような短時間でこの距離を泳ぎ尚かつ向きを変える等全く不可能不自然だと思いますが。 そもそも、エンジンが爆発停止した後は、船は舵の効き悪くなります、百歩譲って転舵できたとしても、転舵半径が大きくなり樽との位置関係が全く変わってくるはずです。 映画といえども論理的積み重ねが大切だと思います、作り物だからフィーリングだよでは、何をか況やです、この映画を見ていて後半テンションが下がったのは、潜在的にウン?と言う感覚があったのかもしれません。 この辺の解説をお願いできたらと思います。

回答No.1

古い映画なのでその辺はアバウトに作っていると思って観てます。 その辺のつっこみどころが多いのも古い映画ならではの楽しみなのでは…。

mesato
質問者

補足

ウーン、アバウトですか、私的には裏焼き、意図的等々謂われがあるのかと思っていました、古いと言っても昭和50年、スピルバーグ監督、アカデミー「編集賞」受賞作ですよ、ウーン。

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