ロンドンではあまり観劇をしたことはありませんが、ドイツ語圏でよく観劇をしています。
日本の劇場と比べての「一般論」として、以下のようなことが考えられるんじゃないかと思います。
No.1のかたが言ってる舞台との距離や劇場の大きさなんかは、欧州全般的にそんな感じだと思います。
劇場全体が小ぢんまりしてるので、後ろのほうでも舞台が近く感じられますし、実際に同じ列だと欧州のほうが近いです。
後ろの席のほうがその違いは顕著に出てくると思います。
あと、欧州の観客は全般的に反応がいいです。
面白かったらすぐ大笑いですし、拍手も手拍子も日本よりも頻繁に起こり、熱気がこもってます。
欧州の役者が日本に来ると必ずといっていいほど「日本の観客は反応が薄くって楽しんでいるのか分からない」と言います。
客席の反応がはっきりしてると、劇場中が一体になったような感じがします。
日本だと人気公演の千秋楽くらいしか経験できませんが、欧州だと毎日のように盛り上がっている気がします。
(欧州の人気公演の千秋楽がどんなに盛り上がるかは、想像もつきません・・・)
この一体感があると、舞台がすごく近く感じられます。
私は一度日本と欧州で同じ役者を同じ演目で見たことがあります。
日本の劇場のほうはその公演以外いったことがなかったので分かりませんが、欧州で見たときのほうが舞台が近く感じられました。
もちろん、同じ劇場でも役者や演出によってただ広いだけに感じることもありますし、5階席から見下ろしても舞台がすぐそこにあるように錯覚することもあります。
舞台との距離感は役者の技量と劇場の物理的広さ、あとは客席の雰囲気、このあたりによって左右されるんじゃないかと思います。