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分断国家
朝鮮、ドイツ、ベトナムのほかに、 分断された国はありますか?
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イエメン、コンゴ、インド(パキスタン-バングラデシュ)
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- negitoro07
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分断国家の定義をまず、理解するべきです。 日本語では国家や国という言葉しかありませんが、英語ではNationとStateという二つの言葉があります。Nationとは民族と訳されることもあり、また未だ完成していない統一国家を指すものです。一方Stateは制度的あるいは実体的な国家です。(Countryは、もう少し情緒的な言い方で、国家の他に「郡」など地方行政単位にも使われることもあります。) このNationとStateの齟齬はしばしば見られます。そのうち、複数のStateに分かれているが、お互いに同じNationの概念を共有あるいは、統一によりNation stateを作る目標を共有している場合が、分断国家に相当するのです。冷戦は、多くの分断国家を作った要因ですが、必ずしも必要条件ではありません。他の要因でも構わないのです。 難しいのは、分断国家であるか否かが、当事者の主観に大きく依存することです。 既に答えがいくつかありますが、キプロスは一つのstateに異なる民族がおり、それぞれの民族の国家であるトルコとギリシャ両国の介入により、分断されてしまいました。キプロスの双方の民族が、キプロスの統一よりも同じ民族の国家との絆を求めるなら、分断国家とは言いにくくなります。しかし、お互いの民族にキプロス国家としての統一を欲する感情があれば、分断国家とも言えます。 また、中国と台湾は、存在する国家である中華人民共和国と中華民国の関係から見れば、分断国家と言えます。しかし、台湾では中華民国による台湾支配を非合法あるいは暫定的統治をみなす台湾地位未定論を主張する人や、あえて中華民国を否定して改めて台湾国家を建設したいと考える台湾独立論者もいます。 こういう本当の台湾独立論は少数ですが、李登輝総統以後の民主化により「中華民国は台湾であり、中華人民共和国とは全く別の国家だ」という人たちは台湾で多数意見となっています。「民主化したので中華民国の統治機構を否定しなくても、台湾としてのアイデンティティに障害はない」「中華民国はすでに立派な台湾国家だ」という考え方であり、中国側はこれを「独立台湾論」と呼ぶことがあります。 外省人の馬英九総統は、発言内容に少しブレが見られますが、やはり基本的に「独立台湾論」に近い(あるいは、それを否定できない立場にいる)とみるべきでしょう。そのため。中国では「馬英九も台湾独立論者じゃないのか」とか「いや、だからこそ李登輝みたいに独立論に突っ走らないよう彼を懐柔する必要がある」という議論がなされています。 こうなると、中国と台湾が分断国家なのかは、立場によって見方が違うとしか言いようがなくなってしまいます。
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どうもありがとう。 参考にしますね。
- jayoosan
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テュルク系(トルコ系)の人々が暮らす地域の中で、東トルキスタンともよばれる地域は、清朝にとりこまれ新疆(中国語で新しい土地。現在新疆ウイグルとして知られる)とされてしまいました。 その他のテュルク系の人々の地域は、ソビエト連邦に長く取り込まれていましたが、ソ連崩壊で90年代にカザフスタン、キルギスなど、順次独立していきました。これらは以前は1つの国というよりも、同じ系の人々が住む地域が、独立できるところから独立していき別の国になりました。 ちょうど朝鮮人が、朝鮮半島のみならず、中国の元満州地域や山東省、ロシアの沿海州に朝鮮人が分布していましたが、現在は北朝鮮と韓国として二国のみが認識されているのと似ています。 そういう意味で、テュルク系の国(現在の国家ではなく、同じ人々が住む集団、共同体・文化などの総体としての成り立っていた地域)が分断されています。 チベットも中国に組み込まれていく過程で、もともとの領域の東側を四川や青海省の一部にされてしまい(政治的に清朝よりのチベット人もいて漢民族と交渉していた)、チベット人の地域が分断されているともいえます。
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キプロス。 詳しくは知らないのですが、とにかく今も分断中です。 パレスチナとイスラエルもご質問の対象に入りますか? 他には、、、こんなサイトがありますよ。 以前、ビアフラ戦争について調べていて偶然見つけたのですが。 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/syometsu/shometsu.html
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どうもありがとう。 参考にしますね。
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