表皮膚は毎日、特に若いときには剥がれ落ちています。それがホルモンのバランスなどで剥がれにくくなっていたり、まだらに剥がれていたりするときが一番にきびになりやすい時です。そこにばい菌がたまって化膿してしまい、空気に触れていないため白くなります。私はカナダでエステティシャンをしているもので、全て欧米で勉強したので日本ではどうかわかりませんが、にきびは早いうちに上手につぶして対処することが大切です。日本では触るな、つぶすなを言いますがつぶし方次第ですし、触らないと3週間くらい肌に残り、長い間同じ場所にニキビがあると肌に色が沈着してニキビ後になります。 つぶすのはテクニックが必要です。まずタイミング。肌のすごく上のほうに白っぽくポツってでてきて、ちょっと痛いときが一番です。つぶす前にお風呂に入って、血行をよくして膿をどんどん表皮にあげていきます。洗顔はやさしくこすらず、ぜったいぬるま湯で。つぶすときは両手にティッシュをまいて、指が直接肌に当たらないようにニキビのまわりを優しく抑えます。(指は洗ってあってもどうしてもばい菌がついているのでおすすめしません)やさしく膿を搾り出すように両側からおして、次は縦両側から・・と色んな方向からゆっくりおしていきます。 それでタイミングがあっていれば普通は出てきます。出なかったらちょっと力を入れてみて、ダメだったら断念。次の日の朝トライしてみてください。無理やりやると、全部出なくてもっと大きい膿になります。一番良い膿の出方は鏡の前でやって、鏡に膿が飛ぶ勢いの時です(すごい汚い話ですが本当です)。
液体が飛び出たあと、もう少し押し出すと、白い詮みたいな固体の小さいものがでてきます。それが毛穴をふさいでいてにきびになったにっくき芯です。これを取らないとつぶした意味がありません。次の日また膿が増えます。芯を出したら、血がでて、そのあとクリアな血がでます。クリアなのはすこし透明っぽいピンクの液体でそれを取りすぎるのはよくないので、そこで搾り出すのはおしまいです。 これまでの工程ではティッシュを何回も変えて清潔にすること。 終わったら、ティートゥリーオイル(tea tree oil)を綿棒でつけて殺菌します。tea tree oilはアロマのお店なら絶対買えると思いますが、すぐれものです。ニキビができたときにすぐちょっとつけると少ししみますがすごい殺菌力です。プロアクティブに入っているベンゾルペロキサイドよりも強く、副作用がありません。 それがなかったら、アロエジェル100%のものをたっぷりと患部につけて10分おきます。血がにじんでくるようなら、やさしく濡れたティッシュでふきとって、もういっかいアロジェルをぬります。それで寝れば、次の日は腫れもなくいい感じの肌になってると思いますよ。