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国際バカロレア資格
国際バカロレア資格についてお聞きします。 現在、東ヨーロッパに在住しています。 来年、こどもは、小学生に上がる年齢になりますが、周りから、バカロレアが云々・・・と言った言葉が聞かれます。恥ずかしいのですが、この、バカロレア・・・と言う言葉そのものもはじめて聞く言葉で、自分なりにもいろいろ調べても、今ひとつ、理解できません。 小学クラスや中学クラス、また、高校クラスでも、バカロレアのプログラムがあり・・・と書かれ、自分の子供は、小学からバカロレアのプログラムを取った方がいいのかさえも分かりません。 そもそも、国際バカロレア資格は、どのようなことに際し必要とし、どういった目的で受講するのか? また、各国の、義務教育とは、どのように違い、世界で、どのように扱われるのでしょうか・・・? 無知な私に、どうか、優しい手を差し伸べてください。
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- tommyupper
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こんにちは。#1です。 質問者様の場合、東欧に住んでいらっしゃるので、現地の教育制度が把握しにくいのですが、もしアメリカ進学を希望しているのなら、IB校か普通校を選ぶのでしたらIBの方をおすすめしたいです。理由は、現地校の場合でもIBと同等のあるいはそれ以下の教育レベルだと思うからです。ならば、卒業してIBの資格を取得した方がいいのではないでしょうか? IB校を卒業した生徒とそうでない生徒の違いは、IB資格があるかないかだけです。しかし、IBを持っていなければ大学に進学できないわけではありません。特に質問者様の場合、東欧に住んでいらっしゃるので、もし将来も現地の大学進学を考えているのならIBはそこまで必要ではありません。欧米にはIBより、GCE又はAPなど他の資格の方が大学進学で必要とされます。IBとGCEの違いはGCEなどは欧米限定の資格ということです(IBはほぼ、世界規模、一部欧米を除く)。 私が#1で答えた、違いというのは、日本の義務教育とIBの教育を比較した場合の話です。ですので、欧米・アメリカでの大学進学を考えているのなら、欧米の現地校とIB校を比較したとき、教育内容に差はあまりないと思います(卒業したときに、IBかGCEを取得するかの違い)。欧米での大学の進学に必要なものが把握しきれていないので、質問者様の方で少し調べていただければ、IB校にいってIBを取得するか、GCE校にいってGCEまたは別の欧米進学に必要な資格を取得するか、どっちがよいか分かると思います。 私の場合は、アメリカ進学が希望ですので、IBを受講しています。アメリカではそれが必要ですので。
- tommyupper
- ベストアンサー率76% (13/17)
こんにちは。私は海外(アジア)に在住している高校生です。学校は3000人規模で幼稚園から高校まであります。うちの学校はIB(International Baccalaureate)指定の学校です。現役IB学生ですので、参考になるかと思います。 では御質問にお答えします。国際バカロレア=IB とは教育機関International Baccalaureateが提供しているプログラムの事を指しています。大まかには3つに分けられており、Primary Years Program(3才-5年生)/Middle Years Program(6年生-10年生)/Diploma Program(11年生-12年生)です。これらの資格は全世界、特にアメリカで広く認知されています。特にDPはアメリカ大学進学に絶対必要となり、必ずといっていい程大学はこの成績を見ます(IB取得を必要とします)。ですから、アメリカ大学進学を考えている方は、取ったほうがよいでしょう。しかし、質問者様の場合はまだ小学校ですので、何年かで帰国されるのならば、そこまで必要ではないかもしれません。 私はいまDPの受講年ですので、DPの内容について少し説明します。DPにはInternal Assessmentsと External Assessmentsがあり、内75%はExternal Assessments=テストです。このテストは12年生の後半に受け、採点はIBまで送られます。大学進学時、このIBの成績とSATの成績が大部分を占めます。 さて、肝心の内容はですね、日本の義務教育よりクリエイティブな授業内容を設けています。たとえば、MYPでは理科で環境によい家作りを自分で設計したり、英語では自分たちでいろんなテーマに基づいて自作のドラマをつくります(そしてエッセイを書きます)。自分のことだけではなく、他人・環境・身の回りを尊重するような授業内容となっています。悪い所は、理科など肝心の基礎基本が少しかけているところですかね。クリエイティブなことばかりで、日本では義務教育で習うはずのことが教育内容に入っていないということがしばしばあります(特に理科)。ですが、これは欧米ではIB校に限らずそうなのかもしれません。しかし、DPでは各自の自分に合ったコース選びをすること(準専門)ができ大学の下準備みたいなことができます。ですから、賛否両論ですね。 最後に、IBそのもの自体はとても有名なものです。日本の大学でも最近海外子女は大学入学にIBが必要とされる学校も増えています。ですので、アメリカの大学進学を考えているならばIBの教育を受けて損はないと思います。DPに進学するとき、PYP・MYPを受けていれば同じようなシステムなのでらくだと思いますし。
補足
tommyupperさま 現役の方から回答を頂き、とても、心強くなります。ありがとうございます。 なんだか、大まかな流れは、分かってきたのですが、あと少し、お聞かせください。 私の場合、子供は、将来、日本で教育を受ける予定がありません。企業の在留者ではない為、数年での帰国はありません。 息子が、こちらの学校を出るに当たり、たとえば、将来について、欧米諸国の大学等に進学するときには、DPは、取得しておく方が得策だと言うのは分かりました。 これは、今、在留している国での、高等部を出ても、それぞれの国での教育を証明するのには、不足で、IBだと、世界的に受けた教育を証明するに足りる制度? と言う解釈なのでしょうか? IBのプログラムを終了した学生と、一般の高等学校などを終了した学生との違いはあるのでしょうか? 総合的に見て、小・中・高に当たる学年を、全て、IBプログラムを終了した場合と、一般の学校を終了した場合の学生の場合、欧米諸国での受験に際しては、受験資格として、IBプログラムを終了していないと、受験が出来ない? といった事もあるのでしょうか?
補足
tommyupperさま 丁寧にご回答頂き、感謝します。 今現在、具体的に、〇〇へ、進学したい・・と、言った事は、まだ、子供が小さい事もあり、はっきりはしていませんが、住まいが、東欧と言う事もあり、将来的には、西ヨーロッパへ行く事を想定しています。実は、私が心配しているのは、この国での教育レベルから来る不安です。 義務教育は、教科書や教材などは、上級生が使ったもののお下がりで、それを、再度、自分が使うと、下級生に・・・と、国家としての教育予算がなく、このようになるのでしょうが、こういった実態や、子供達の会話を通じて感じる、私なりの教育に対する不安があります。 このようなことから、この国の義務教育には、正直不安があります。 それなら、世界標準となっているプログラムだと、ある意味安心があり、いろいろお尋ねしてみました。 自分で、将来を見ることが出来る年齢までに、きちんとしたプログラムの教育を受けさせたい気がしています。 いろいろ参考になる説明、ありがとうございました。