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アメリカ人の「おもいやり」と日本人の「おもいやり」
アメリカ人の「おもいやり」と日本人の「おもいやり」とは、違うものなのでしょうか?文化の違いから、その意味合いも少し違うのでしょうか? 日本では、「思いやりの中に厳しさあり」というのがありますが、アメリカでは通用しないような気がするのですが。。。。 ステレオタイプでも、経験談でもなんでも構いません。 或いは、普段使っている言葉で、こんなに意味合いが違うんだよ!という言葉をご存知でしたら、教えていただきたいと思います。
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アメリカ人もいくらかは知っていますが、もっと範囲を広げてアングロサクソンと日本人という事でよろしいでしょうか? 生憎、フランス人やイタリア人とは交流した事がないので。 広い意味で考える「おもいやり」は日本人の最大の特徴である「謙譲の美徳」と相通じるものがあると思います。 ところが、相手に譲るというこの「謙譲の美徳」はアングロサクソンにとっては美徳ではなく「負け」を意味する事が多いようです。 本当はこうしたいんだけど、周囲を気にして遠慮するというような事や、本当は自分が勝っているけど気の毒だという気持ちから相手に勝ちを譲るという事は彼らの辞書にはありません。 「負けるが勝ち」は通用しませんし、負けは負けという事ですね。 日本人であれば前後の事情から、相手が譲ってくれた事が明白であれば、それを理解し、感謝しますが、彼らに取っては結果がすべて、勝ちは勝ち負けは負けそれ以上でもそれ以下でもありません。 それと、一番ショックを受けた事は、日本では普通の挨拶、しばらくぶりであった友人に「少し痩せた?」とか「あらっ、少し太った」というような相手の健康を思いやる挨拶は御法度と言われたことがあります。 相手の外見上の事を言うのはエチケットに反するということです。 これにはなるほどと納得しましたが、文化の違いというのは本当にストレスになるものだと痛感した例です。
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- hukuponlog
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アメリカ在住です。 やはり少し違うような気がします。あくまでも自分の経験した範囲ですが・・・。 1.「思いやり」がマナーに昇華している部分がアメリカではすごく多い気がします。 ・エレベータに乗ると操作盤の近くの人が必ず What floor? と聞いてきます。そして降りる階のボタンを押してくれます。 ・ドアは、次の人が通るまで必ずおさえておいてくれます。特に車椅子を利用している人(結構多い)がいる場合には、気付いた人が、ドアを押さえたまま待っています。その間に他の人が通り過ぎても、そのままおさえ続けます。 ・狭い廊下やドアの出入りで、行き違う時など道を譲る人が多いです。ジェスチャーや Please go ahead なんて言う人も結構います。 これらは、元々は「思いやり」の精神だったのでしょうが、今はマナーです。特に意識せずにみんなやりますね。 2.「言わなくても分かってください」は通じません 何か相手の支援が欲しければ、はっきりと事情と、どんな支援が欲しいかを口にする人が多いですね。しばしば Do a favor for me? なんて言われることがあります。 だから友人と話をしていて、私が 「彼は、こんな事で困っていると思うんだけどな」 などと、暗にみんなで「助けてやろうよ」というような日本人的ニュアンスで話しても 「そうかもしれないけど、彼は何も言っていないぜ」と言われる場合があります。 逆に手助けを自発的にするときには、黙ってやるのではなく「君には今、これこれが必要だと思うので、僕はこうしようと思うがどうだい?」みたいに尋ねてから動く人が多いです。 3.できないことはできないとはっきり言います 渡米当初、「これこれをしてほしいのだけれど」と頼んで No と言われたとき「何か悪いことを言ったのかなぁ」「気を悪くさせてしまったかなぁ」と心配することが多かったですが、別にそんな気持ちは無くて、単に「それは、自分にはできない」というだけの意味でした。 日本だと、婉曲に断るのが大人の対応ですが、かなりはっきりとNoを言いますね。 日本人だと「それがイヤだ」という人と「サッパリしていて気持ちが良い」という人の2通りの反応に分かれます。慣れると、分かり易くて私は好きです。 ただ、東洋系のアメリカ人には、婉曲な言い方をする人も結構います。
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早々のご回答をありがとうございました。 1は、普段から心がけていることなので、アメリカに行ってもすんなりとできそうです。 というよりも。。。この部分は今の日本人のマナーの悪さときたら酷いものです。 2は、いわゆる日本人的意識(文化)の「以心伝心」の部分ですね。 でも、この以心伝心がアメリカにも1としてありますよね。ということは、私が疑問に思っていることは、アメリカ人の「思いやり」と「気(心)遣い」についてだということに気付きました。 そして、目的語や理由をしっかりと最後まで言わなければ相手に通じないということも改めて感じました。 色々とありがとうございました。 また新たな疑問が浮上してきてしまいました。
お礼
早々のアドバイスをありがとうございました。 「負けるが勝ち」なるほどです。 ということは、「身を引いたものが負け」(日本的に考えた場合)の世界というよりも、身を引くことをしない、身を引くようなことがある(自身がない、出来ない、経験がない)場合は、最初から手を出さない!? 英語を勉強するには、英語力も必要ですが、ニュアンスの違いや文化が多いに必須項目のような気がします。 どうもありがとうございました。 また、新たな質問の際には、どうぞよきアドバイスをよろしくお願いいたします。