もうかなり前に質問されたものですが・・・
気になってしまったので回答させてください。
現在の3大アドベンチャーレースは“レイド・ゴロワーズ”“エコ・チャレンジ”“サザントラバース”だと認識しています。元祖は“レイド・ゴロワーズ”ですが、これが一番過酷かどうかは現在一概に言えません。
一つずつ、成り立ちと歴史を説明してゆきます・・
“レイド・ゴロワーズ”
アドベンチャーレースの元祖であるレイドの創設者はジェラール・フィジーというフランス人で、車のパリ・ダカールラリーにかかわっていたジャーナリスト。1989年にニュージーランドで始まります。人間版パリ・ダカとして始められたレイドは、女性を含む5人1チームが全員一緒に多種目の競技をこなしながら、地図とコンパスだけを頼りに秘境といえる自然の中をさまよいます。1週間近く、夜間ノンストップで24時間常に行動を共にします。あえて困難な条件ばかり揃えるところが、冒険好きのフランス人らしい発想。レイドのレース公用語は仏語。回を追うごとに世界でも新しいスポーツが盛りこまれるなど、毎回楽しみなレースです。
“エコ・チャレンジ”
レイドで惨敗したアメリカ人チームのキャプテン、マーク・バーネットが「フランス人のレースなんかやってられるか!!」というアメリカンプライドから生まれたのがエコです。1995年にUSAでレイドに参加した選手が立ちあげました。前々回からはアシスタントポイントでアシスタントが待機し選手をサポートするという従来のシステムが一掃され、さらに過酷になりました。
“サザントラバース”
初めてのレイドがNZで開催された翌年1990年、NZ国内レースとしてサザンが誕生しました。レイドに参加したジェフ・ハント氏が生粋の競技者の立場からレース運営を行っており、国内レースながら世界的な評価を受け、今では国際的なレースに成長しています。ニュージーランドの豊かな自然環境に恵まれ、コンパクトながらハイレベルのレースを提供し続けています。参加しやすいレースですが、完走度はレイドやエコより高いと言われています。
お礼
本当にありがとうございました。