60代になる父が5年前に胆石による、胆嚢摘出手術を受けました。
若いときから石持ちで、時折激痛に悩まされていたようですが、なかなかきちんとした治療を受けることなく、何十年も過ぎてしまっていたのですが、
痛みの頻度が増し、超音波検査でも直径1センチ近い複数の石が複数見付かったため、手術を受けるべきと内科で説得されての手術でした。
(すでに、粉砕法などでは対処不能との判断でした。)
相談した内科医は町医者で手術は当然、できませんので、あちこち調べて、板橋中央病院で手術を受けることにしました。
板橋中央病院には胆石センターという診療科が設置され、センター長の増田浩先生は、NHKのきょうの健康などにもご出演なさっている、胆石治療の第一人者です。
しかも、大病院ですとなかなかトップの先生にはかかれませんが、こちらの病院では、必ず増田先生に診ていただけます。
大きな医大病院で私自身が手術を受けたときよりも、麻酔に対するパッチテスト、使用薬剤の確認など、術前のケアは、丁寧でした。
手術は全身麻酔による腹腔鏡下摘出。
父が手術室に入って20分ほどで待機していた家族が呼ばれ、増田先生から術式内容と結果について説明を受けました。
非常に手術の手際がよく、身体への負担が少なかったようです。
術後はすぐに入院病棟に戻りましたが、ICUでの完全看護下でケアしていただけるので、家族も安心していられました。
また、予後も大変状態がよく、年齢を考え大事をとったのですが、それでも5日で退院できました。
父も、長年の苦しみからやっと解放されたと、言っていました。
父の場合、油物を好む食生活も胆石に少なからず影響していたので、退院前には管理栄養士の方から栄養指導もしていただけました。
切除部位は異なりますが、全身麻酔下腹腔鏡手術を医大病院で受けた私自身の経験と比較して、いくつか難点(?)をあげるとすれば、以下のようになります。
(1)挿管したまま病棟に帰ってくるので、麻酔が切れてくると少し苦しかったそうです。
(医大では抜管してから病棟へ戻りました)
(2)病院施設は医大病院のほうが美しかったと思います。
(清潔ですが、すてきではありません。医大はお花が飾ってあったり、談話スペースが広く、ソファが置いてあったりしましたが、そういうものは一切ありません。)
実際、手術を受けたのは5年も前のことですので、これらの点については改善されているかもしれません。
千葉県にお住まいとのことですので、少し遠いとお感じになるかもしれませんが、増田先生はとても丁寧に診察、説明をしてくださいますので、安心して治療に臨めるのではないかと思います。
予期せぬものが見つかり、ご心配かと思いますが、どうぞお大事になさってください。
お礼
返信が大変遅れてすみません。 とても詳しく教えていただきありがとうございます。 丁寧でわかりやすい説明で、とても参考になりました。 病気になり、とても不安な気持ちだったのですが、 回答を見て心が軽くなりました。 自分でもこの病院について調べてみようと思います。 本当に本当にありがとうございました。