とりあえず都内の代表的な図書館を3つ紹介しておきます。
まず,800万近い蔵書数を誇る国会図書館。ここに限らずたいていの図書館は無料です。(たまに,専門的な図書館で会員制とか有料のところもあります。)
以前は入館資格が20歳以上となっていましたが,今は18歳以上です。
コピーは有料ですが,これも国会図書館に限った話ではなく,どこの図書館でも有料です。
国会図書館は,日曜や祝日など,役所が休む時はたいてい休みです(第1・第3土曜は開いています)。
同館のページによると,
「日曜日、土曜日(第1、第3土曜日を除く)、国民の祝日・休日、年末年始、
第1・第3土曜日の直後の月曜日(祝日・休日にあたるときはその翌日)
1月・4月・7月・10月の第3土曜日直前の水曜日(資料整理休館日)」
が休みだそうです。けっこうこまめに休んでいます。
一部の部屋を除き,基本的に閉架式(利用者が書架のところに行けない)なので,パソコンで検索して,見たい本の伝票を係員に渡して,取って来てもらいます。
また,保存図書館としての役割(図書や雑誌などを後世に残す)があるので,貸出はしていません。
荷物は入り口のロッカーに預け,筆記用具やノートは透明のビニール袋(たくさんおいてある)に入れて持ち込みます。
本を出してもらったりコピーしてもらったりする時に,伝票のようなものにいろいろ書くので,筆記用具がないと不便です。
調べ物ということでしたら,都立中央図書館や都立日比谷図書館も使えるのではないでしょうか。
土・日も開いていることが多いです(詳しいカレンダーはホームページにあります)。
イメージ的には,都立中央図書館は調査・研究用,日比谷図書館は身近な街中の図書館,といえばいいでしょうか。
都立中央は,さまざまな調べ物(レファレンス業務という)に応えられるように多くの蔵書をもっているのが強みで,また調べ物専門の職員も各フロアーにいて,資料探しを手伝ってくれます。
市立・区立の図書館の職員からも,うちがもっている資料だけではちょっと手に負えないんですが…と問い合わせが上がって来たりします。
そのかわりというか,貸出はしていません。
開架式ですが,棚に出ているのは蔵書の6分の1ぐらいです。書庫にはさらに多くの本が置いてありますので,パソコンで検索したり,職員に聞いたりして,効果的に使いましょう。
地下鉄日比谷線の広尾駅から,有栖川宮公園の中を通ってぷらぷらと坂をのぼると着きます。
一方,日比谷図書館は貸出も行なっています(都内在住か,都内に通勤・通学している人に限る。館内で読んだりコピーするだけなら誰でも自由)。
ただ,蔵書は新しい本(最近7~8年ぐらい)に限られ,それ以前のものは都立中央に移されます。
全館開架式です。
ノートパソコンを持ちこんで入力する場合は,都立中央や国会図書館は専用の机を使わせてくれます(電源も取れる)。
詳しくは,各館のウェブサイトをご覧になるとよろしいでしょう。
また,どこに行くにせよ,必要な資料(図書とか雑誌など,図書館が利用者に提供しているものをまとめて資料といいます)が分かっている場合は,その図書館にあるかどうか,あらかじめウェブ上で検索してから出かけると,無駄足にならないですみます。
国会図書館と都立3館のページを参考URL欄にのせておきます。
お礼
詳しい情報ありがとうございます!日比谷図書館に行ってきました。 おかげさまでいい資料が見つかりました。 本当にありがとうございます。