汚染の問題もありますけど、汚染がひどくないはずの伊豆でも似たような色ですね。
春先の茶色を意図しているなら、海草が溶けるからです。ダイバーは良く知っていて「春先の濁り」などと呼んでます。この時期は赤潮も発生しやすいです。
伊豆も冬には透明度が高くなります。
汚染が少なくても、干潟が潰されて浄化能力が落ちているという話もありそうですけどね。
珊瑚の海がきれいなのは、珊瑚砂に覆われて浮遊物が少ないからだと思います。(ナンヨウブダイがすごい勢いで珊瑚の砂を作り続けるので)
その他、マリアナ海溝付近の島がきれいなのは、海溝から透明度の高い (栄養分の少ない) 水が湧き上がってくるかららしいです。
沖縄本島は、乱開発で地上の砂が流れ込んで透明度が落ちてるようですね。珊瑚の力では間に合わないってところでしょうか。
しかし、人のほとんど住んでいないような離島であっても、淀んでいるところは淀んでます。潮の流れなどの条件によって違ってきます。
海の色については、砂の色、水の色、天気、空の色、光の強さなどで変わります。透明度が高くても曇っていれば青くはないですし、エメラルドブルーのラグーンは、白い珊瑚の砂が下になければありえませんが、決して透明度が高いとは限りません。(そういう海に入ると砂が巻き上がってにごってることもあります)
同じ青でも、マリアナの青とインド洋の青では違ったりします。
自然の条件の中で濁ってるのか、人為的なものなのか、本当は見分けるのはすごく難しいんですが、TVは安直にそういう条件による違いを何も述べないでわかりやすい絵を流してしまうので、それが全てであるかのように勘違いしてしまいますよね。