ネックベンドは、ネックに力を加えて音程を変える奏法です。主にアームのないギターで、アーミングのような音程変化を得るために使われます。
具体的には、弦を押えている手でネックを押し込んだり引っ張ったりしてギター表面に対して前後方向に動かし、アーミングのような音程変化を得ます。ネック裏からネックを前に押し込んで(この時はピッキングする側の手を使って、ネックの付け根近くでボディを押えるとやりやすいでしょう)、アームダウンするように音程を変化させることが多いと思います。開放弦でしか使えないということはありませんが、ローポジションでネックを押す方が音程が変わりやすいので、ヘッド付近に手が来るポジションで試されることが多いでしょう。
ネックを押し込んで無理な力を加えるため、ギターに負担の大きい奏法といえます。特に、ボルトオンネックなどではジョイントに過度の負担がかかる恐れがあります。試すのであれば、セットネックなどの方がまだ不安要素は少ないかも知れません。また、アーミングと似た効果になる性格上、トレモロアームがついているギターでは、この奏法を試す意味はあまりないかも知れません。
これについては動画で確認した方がわかりやすいでしょう。Youtubeなど動画投稿サイトで"Neck bend"あるいは"ネックベンド"をキーワードにして検索すると、実際にやっている動画をみることもできると思いますよ。
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