おめでとうございます。
ガイドブック以外の本を挙げます。読んですぐ役に立つというよりはもう少し遅効性の本ですが……
塩野七生さんの著作全部。彼女はイタリア書きですので、著作は大なり小なりイタリアに関連します。(40冊は軽く越しますか(^_^;))
でもまあそんなにたくさんは読まないよ、というのであれば
「緋色のヴェネツィア」(朝日文庫)
「銀色のフィレンツェ」(朝日文庫)
「黄金のローマ」(朝日文芸文庫)
の都市三部作。実在した人物と創造した人物を織り交ぜつつ、ルネサンスの頃のイタリアの雰囲気を味わわせてくれる好著(小説)です。図書館などでは旧題名の「聖マルコ殺人事件」「メディチ家殺人事件」「法王庁殺人事件」で収蔵されているかと思います。
「ルネサンス」(世界の歴史12・河出書房新社)
「ローマ帝国とキリスト教」(世界の歴史5)
「物語イタリアの歴史」(中公新書)
お勉強したという雰囲気にひたれるかもしれません。3冊目は十人の人物を中心にしたもので、読みやすいです。
イタリアに行ったら、美術館には必ず行くでしょう。……と書いて、お薦めする本がないのに今気付いた。あれ?
「フィレンツェ」(若桑みどり・文春文庫)
個人的にはこの本が大好きです。著者の語り口が好みなんです。
図書館に行ったら「ヴァチカン」「ウフィツィ」「(ヴェネツィアの)アカデミア」の各美術館のガイドブックを捜して絵を眺め、「わたしはこれが一番好き!」というのを決めて下さい。
そして現地に行ったら、とにかくそれだけは自分の目で見て帰る。どういう日程か存じませんが、おそらくたっぷり美術館を見る時間はないでしょう。なのでとにかく一枚。「自分の」絵を。
「ローマ古代散歩」
「フィレンツェ美術案内」
「ヴェネツィア案内」
これら三冊は新潮社・とんぼの本でガイドブックになりうる内容です。一番即効性がある気がします。
イタリアは美しい場所です。どうぞ良いご旅行を。そして末永くお幸せに。m(__)m。
お礼
たくさん教えていただき、ありがとうございます!! 行き当たりばったりの旅行もいいですが、 その場所に関する知識をある程度もってから見ると全然感じ方が違いますよね。 片っ端から読むつもりで、頑張ります!!