私は3人の弟子(初心者1人、超初心者女性2人)を抱えています。
地域と川の混み具合によります。
私がやってるのは関西の小河川で、釣り専用区はいくら混んでても30m間隔(お互いのオトリが交わらない程度)で空けてます。
関東の川ならそこに2~3人は割り込んでくるでしょう。
鮎釣り銀座と呼ばれるところは10mはおろか、5mなんてザラですから。
関東の友人は、「解禁日や土日はチャンバラ状態」だと言ってました。
一番良いのは朝6時までに入っておきます。
要するに、割り込みが苦手な人は人より先に入って、あまり動かないことです。
もう一つ、割り込む時には必ず前後の人に挨拶しておきましょう。
これだけで印象が全然違います。
私の場合は例えば下から移動して入る時は、まず下にいる人に通りすがりに
「ちわ~です。どうですか? (たわいもない会話) じゃすいませんがそこに入りますのでよろしくです。」
続いて上にいる人に目があったら会釈します。
この程度。
関東のほうは挨拶しても無視される事がありますが、関西は割と乗ってくる人が多いですね。
(無視する人もいますが、少ないです)
関西ではミスった時に隣の人にオトリの貸し借りはたまにありますが、関東なんて他人が困ってようと「そんなの関係ねぇ!」状態でした。
やっぱ土地柄でしょうか。
あと移動する時ですが、静かに離れて人の後ろを通るのは当たり前として、小さい川では水際を歩くのは止めたほうがいいです。
また、水深が浅いところで引き舟をジャラジャラ音を立てるのはご法度!
鮎が散るので、かなり嫌です。
浅いところでは引き舟を持って移動して下さい。
それから那珂川の(故)諏合さんばりに(多分わかんないでしょうね)常にキョロキョロして周りの状況を把握しておくことも重要です。
・誰がどこでどれくらい釣ったか?
・その時どういうふうに釣ってたのか?
こうやってデータを集めて、次回同じとこに入って釣果をアップさせます。
また川を横切るのでも、鮎師だけがわかる安全かつ迷惑かからない横切り方というのがあるので、そこも他の人を参考にチェックします。
運悪く根掛かりした場合、まずその川では根掛かりした時に他の人はどうしてるかを見ておいて下さい。
根掛かりを外す為に川に入る時は「あ~根掛かりしちゃった~!」と大きな声でため息ついて、周りに暗に「入るぞ~!」と知らせます。
それからそ~っと川に入っていきます。
それで一服したり仕掛けをチェックしたりで、10分ほど川を休ませます。
私がよく行く川は間隔が離れているから、静かにこそ~っと外しに行きますが。
ベテランの人は、川の入り方や仕掛けの準備の仕方、竿の持ち方だけでその人の腕が大体わかるので、初心者の人が来たらベテランなりに対応します。
(竿を川原に置いて仕掛けをセットするだけで、ほぼ初心者と断定できます)
関東のほうは初心者が来たら「邪魔で釣りにならん!」と言う人が多いようですが、関西では「ウザいけど、初心者の近くはよう釣れる!」ってんで歓迎する人が結構います。
実際に私も弟子の前後のポイントは鮎が沢山残ってるので、自分のエリアを釣り切った時に鮎をわざとそっちに泳がせます。
そんで、弟子のポイントで釣った活きの良いオトリを弟子にあげたりしてます。
あ~思い出した。
引き舟、オトリ缶には必ず油性マジックで大きく名前を書いて下さい。
何も書いてないといずれ盗難に遭いますよ。
私は引き舟やオトリ缶にはスプレーで派手な迷彩色にしてます。
大体こんなところですか。
ガンバ!
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 雑誌には載っていない貴重な情報を頂き,とてもうれしいです。 回答への補足に書いてしまったのですが,皆さん引き抜き前提で 間隔を取っているのでしょうか。 私のフィールドは福井の九頭竜と足羽川です。今から解禁が待ち遠しいです。頑張ります。
補足
早速のご回答ありがとうございました。 大変為になるご助言,涙が出そうなくらいうれしいです。 この様なことは雑誌には載っていないですものね。 さて,ご回答の件に関しまして,小生はまだ引き抜きでの取り込みをしたことがありません。 去年1回釣具屋さんの講習会に参加したときは下流に鮎が走ってしまい,小生が鮎まで下がり取り込みました。 それでも大丈夫なのでしょうか。お弟子さんの皆様の最初の取り込みは どうだったのでしょうか。ちょっと不安になったのでお尋ねしました。