ドラマ作家が育たない、というのは当たっていると思います。
理由としては、稼げる金額が違うからかな?
いわゆるモチベーションの問題でしょう?
マンガの場合、絵(画)が描けなくてもストーリーを考えて書く人がいますよね。いわゆるマンガ原作者、と言われる人です。
「巨人の星」や「あしたのジョー」の梶原一騎さんがそうですね。
その原作に誰か(例えば、ちばてつやさん)が絵をつけて、そのマンガが売れたら、印税生活が始まるわけです。
しかし、テレビドラマの脚本というのは、脚本料としていくらか貰って、それが再放送されたら、またいくらか貰える、というシステムです。テレビ局が脚本を買い取る感じなのかな・・・?
以前聞いた話だと、200字詰めの原稿用紙(通称ペラ)1枚で5千円とか、1万円とか・・・。
1時間ものでペラ120枚ぐらいかな・・・?
5千円で計算すると、60万円?
全11話で、660万円ですね。
それに比べて、ドラマ化されるようなマンガ(コミック)の売れ方は尋常じゃないでしょう?
当然、印税だって億単位になるんじゃないでしょうか?
「相棒」というドラマですが、あれを最初にコミックで連載していたら、とんでもない印税になってたでしょうね?
かといって、ヒットしたかどうかは結果論ですから、なんともいえませんけどね・・・。
つまりドラマ脚本としてストーリーを考えるのも、マンガの原作としてストーリーを考えるのも、手間とか苦労は同じようなものなんですよね。だったら、印税生活を夢みてマンガ原作を書いたほうがいいかな?というパターンではないでしょうか?
ちなみに、鹿がしゃべる、というのは「鹿男あをによし」という小説が原作で、去年の直木賞候補作品です。
だからどうした、っていう感じですけどね・・・。
私などは、誰かを難病にして殺しておいて、「日本中が感動の涙に・・・!」なんていうほうが、ふざけるな!と思っちゃいますけどね。
他人の不幸は蜜の味、なのかな・・・?