>東急ハンズで、自宅で簡単にできるシルクスクリーンプリントのキット
は現物を見たことがないので回答不能。その他のない様では
「出きるかできないか」と聞かれたらば「できる」と答えますが、ご質問者が実行できる程度の技能をお持ちかどうか、疑問です。
というのは、「下絵の具」は使いません。「上絵の具」を使います。
収縮の問題があるので、通常は、磁器製品の焼き締め(SK10-14)の後、上絵つけ(SK番号忘却、700-800度)を行います。この上絵付けにシルクスクリーンを使います。単に絵の具だけでは、シルクを剥がしたときに落ちて(染込んで)めちゃくちゃになりますので、普通は、CMC(ソジウムカルボキシメチルセルローズ、cmc 「臨界ミセル濃度」ではない)と、楽釉を混ぜて、ねばりのある状態で、シルクスクリーン用インクにします。そして、CMCをうまくはがれない様に乾かす必要があります。
これを焼くときに、CMCが混ざっているので、急激に温度を上げると、CMCが燃えて(水蒸気爆発のような爆発をして)はがれてしまいます。だから、比較的低温で蒸し焼きにして、有機物を飛ばし、楽ゆの解ける温度まで上げて、溶かします。この温度上昇の管理がややこしい。
しかも、CMCは比較的簡単に腐るので、腐敗防止にホルマリン(劇毒物法の制限で1%未満)を入れるのですが、腐らないように多めにいれると臭くて臭くて、ホルマリンに中毒します。鉛ゆですと、鉛が溶け出して防腐剤になるのですが、最近は無鉛がすすんていマスので腐りやすいです。
というわけで、上絵の具、楽釉、CMC、焼成、乾燥、防腐の知識が必要です。できますか。
なお、楽を使ったことがないので、これ以上の知識はありません。
同様な手法で、ハリ象嵌がありますが、こちらも書きますか。必要ならば補足ください。
補足
お返事が遅くなりまして申し訳ありません。 まだまだ素人の私には少しハードルが高いですが、ご説明有難うございました。 知らない事が多い陶芸の技術、勉強になります。 出来る技術はまだ持ち合わせておりませんが、メモをしていつか出来るようにはなりたいですね。 有難うございました。