女性が自慰するとき想像するものはどんなもの?
いきなりですが女性の皆様にお願いします。
渡辺淳一さんの『白夜』という自伝的な小説に、下半身不随になった男性たちの性欲について語られるくだりがあります。それによると、人間の(と書いてありました)性欲というものは、まず大脳新皮質が興奮し、その興奮が性欲中枢を伝って性器に送られ、性器がその役割を終えると、逆の順番で性欲中枢の興奮が収まり、大脳新皮質の興奮が収まるというような記述がされていました。
この小説に出てくる下半身不随になった男性患者たちは、興奮を収める作用をする機能が働かないわけですから、興奮したらしっぱなしで、そのことがストレスになっているような事が書いてありました。そこで、患者たちは、医師と看護婦のSEXシーンを絵に書いてそれを見せ合って喜んでいる、しかも、A医師と仲の良いB看護婦、C医師と仲の良いD看護婦がいた場合、敢えてそれをA医師とD看護婦、C医師とB看護婦というような、空想上のスワッピングを絵に描いて楽しんでいるというような内容でした。
しかし、患者たちのそういう行為を、医師である主人公(≒渡辺淳一さん自身)は、ある程度しかたのないことだと理解できても、看護婦たちは嫌っているという描写もありました。
渡辺淳一さんもそうですし、私もそうですが、男性です。大脳新皮質から一連の興奮が始まるというのは、なんだかとても男性的な感じがします。大脳新皮質は人間独特の思考能力を司るところですから、五感で以って「これは性に関係があるものである」と認識したとき興奮が始まります。そういう意味では男性を性的に興奮させるものというのはとても具体的です。AVに映されている男女の性交であったり、電車で向かいに座っている女性のミニスカートの中に見えるパンツだったり、アパートで隣の部屋から聞こえてくる性交中の嬌声だったりします。あまり突拍子もない物で性欲を刺激される男性は、ごく一部の例外をのぞいていません。
そこへ行くと、女性は即物的に性に関係あるなにものかに影響されていわば自分の意志とは無関係に興奮させられてしまうということがない分、自ら「性欲を発散しよう」と決めて自慰行為に及ぶとき、自らを興奮させるために男性からは想像もできないような空想力を発揮する、というようなことも聞きます。あくまでもそういう噂を聞くというだけですが。
ですので、自慰行為の経験がある女性にお伺いしたいと思います。行為中に、自分の中で性的興奮を高めるために、どんな想像をしますか?公にはしづらいこととは思いますが、ネットの匿名性がありますので宜しければ教えて下さい。