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法律相談になると思うのですが
カテゴリー違いなら申し訳ございません。 Linuxの、それに付随するウェブでよく見かけるあるサービスについてふと疑問に思ったので、ご存知の方がいたらぜひお教え頂けたらと思い、投稿させて頂きました。 KnoppixなどフリーのLinuxOSがあると思うのですが、ウェブ徘徊中に、「KnoppixのCD作成代行」という(おそらく個人運営でしょうが)そんなサービスを提供するサイトをよく拝見します。 そこでふと思ったのが、もとは「無料」で提供しているソフトウェアを個人が作成代行という方法をとって転売(?)に近い状態で金銭を得ていいのか、という疑問です。フリーウェアで無料といっても、それは製作者の著作を侵害する行為にあたりはしないのでしょうか。CDメディアの代金と郵送料含めて、200~300円くらいで販売しておりますが、利益は確実にあるでしょう。これは違法行為にあたらないのでしょうか。 U3規格のUSBにも、OpenOfficeが付属されていたりしますが、これはおそらくUSBメモリーを販売する会社側が使用料を払うにしろ、許可をもらうにしろしていると思うのですが、上記のケースはどうなのでしょうか。 フリーソフトやフリーツールの多くは、作者さん達の善意で公開されているものだと思うのですが、これを元に第三者が許可なく、いってしまえば媒体を変えて販売する行為は、現在の日本ではどのような法的措置がとられるのでしょうか。 法律に詳しい方にご教授頂けたら幸いです。
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- sakusaker7
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日本と海外とか言う前にフリーウェアとFree Softwareは違いますよ >#2 #少なくともFSFでは区別してます http://www.gnu.org/philosophy/categories.ja.html#freeware フリーウェア 「フリーウェア」という用語に、一般的に認められたはっきりとした定 義はありません。しかし多くの場合このことばは、再頒布は許可してい るが改変は許可されていない(そしてソースコードも入手できない)ソフ トウェアパッケージを指すのに使われています。こういったソフトウェ アパッケージはフリーソフトウェアではありません。ですから、 フリーソフトウェアについて言及するのに「フリーウェア」という語は 使わないようお願いします。 http://www.gnu.org/philosophy/categories.ja.html#FreeSoftware フリーソフトウェア フリーソフトウェアとは、すべての人に対して改変や代価の有無を問 わず利用、複製、頒布する許可が与えられているソフトウェアのこと であり、ソースコードが入手可能であることが必須とされています。 「ソース無くしてソフトウェア無し」というのが簡略な定義です。完全な定義もご参照くださ い。 ---- >これを元に第三者が許可なく、いってしまえば媒体を変えて販売する行為は、 > 現在の日本ではどのような法的措置がとられるのでしょうか。 結局のところ法的措置の根拠になるのは著作権なり、商標権などになりますので それらの権利を持っている人がアクションを起こさなければなにもありません。 また、これはライセンスによりますので全部はあげられませんが たとえば代表的なGNU GPL では以下のような説明があります。 GPLは金銭目的でプログラムの複製を販売することを許可していますか? はい。GPLは、誰もが販売することを許可しています。複製を販売する権利 はフリーソフトウェアの定義の一部です。 GPLは、ソフトウェアを受け取った人間が私に料金を支払うこと、あるいは受け取った旨通知することを義務づけることを許可していますか? いいえ。実際のところ、そのような要求はプログラムをフリーではなくしてしまいます。もし人々がプログラムの複製を手に入れたときに料金を支払ったり、誰か特定の人物にそのことを知らせたりしなければならないなら、そのプログラムはフリーではありません。 フリーソフトウェアの定義を参照してください。 GPLはフリーソフトウェアライセンスの一つですから、誰かに料金を払うことなく、人々がソフトウェアを使うこと、そして再頒布することさえ許可しています。 GPLが適用されたソフトウェアを手数料を取って頒布する場合、私は公衆が手数料無しでもソフトウェアを手に入れられるようにしなければならないでしょうか? そんなことはありませんが、もし誰かがあなたに手数料を払って複製を手に入れたならば、GPLはその人が公衆にその複製を、手数料の有無に関わらず公開する自由を与えています。例えば、誰かがあなたに手数料を払ったならば、その人は複製を一般公衆に向けてウェブサイトで公開することが可能です。 このようなQ&Aが GNU GPLに関して良く聞かれる質問 - GNU プロジェクト - フリーソフトウェア財団 (FSF) http://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.ja.html に集められています。
- Dxak
- ベストアンサー率34% (510/1465)
#2です > GNUの記事読みました。個人的には製作者さん達がうかばれないな、と > 思うところがあったのですが、そこで利益を得た販売者さん達は製作者 > さん達に利益の何パーセントでも還元しているのでしょうかね・・・ 若干、誤解があるようだから、捕捉しておくね 実際、Linuxのカーネルと呼ばれるところは、ハードウェアのメーカが、かなり出資してたり、技術者を送り込んだり、大学の研究機関が開発に携わって、名前を売る場だったりします 実際、Linuxのディストリビューションあたりからも、保守サービスを行う上で保守のしやすいように、技術者を送り込んだりもされてます ソフトウェアを売って、直接利益を受けるパターンと、間接的な収益を考えて出資から利益を受けるパターンと、いろいろなケースがある訳です 元々、フリーソフトの発端は、限られた技術者では、より良いソフトを生み出すのに、時間を要し、プログラムソースの損失は、社会全体の損失と言う話から、発足して、色々なビジネスモデルを生んでるのが現実です 「OpenOffice.org」は、アンチマイクロソフトのサンマイクロシステムズが、「MS-Office」のシェア削りを目的として、配布を開始したものです 費用回収は、どうする気なのか?まだ、思案中なのではないかな?・・・
- Dxak
- ベストアンサー率34% (510/1465)
う~ん、「フリーウェア」と言う話では、説明的に難しいですが・・・ フリーソフトウェアは売るのも自由 - GNU http://www.gnu.org/philosophy/selling.ja.html 一般に、フリーウェアが、日本で言われるフリーウェアと、海外で言われるフリーウェアのニュアンスが違うんです 日本では、「無料のソフトウェア」、海外で最初の定義は「自由なソフトウェア」と初期定義が違います 記載されている「Linux」「OpenOffice」は、後者の「自由なソフトウェア」となりまります ソフトの著作権は、作成者、開発者が持ってますが・・・ その配布の手間、サポートの手間等、幾ら取っても構わないのが現実です しかし、すべてが、そう言うものではありません 個々については、ライセンスを確認ください オープンソース - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9 アメリカで、法令上は問題ない確認を取って公開されてますが、日本では?となると、難しいですが、普及している現状から大丈夫なのでしょうね
- foobar
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(個別に許諾をとらない場合には)フリーソフトウエアが則っている使用許諾条件に依存します。 ソフトによっては、配布の際に実費をとることや、配布者が保証を有償でつけることを認めた使用許諾になっている場合もあるようです。(この場合には、個別には許可を得ていませんが、使用許諾条件に従っているので「無許可」というわけではないでしょう。)
お礼
お早い回答ありがとうございました! ・・・なにか感情的には納得しませんが、「合法」ということなんでしょうね。さっそくKnoppixの使用承諾条件を拝見してきます。
お礼
ご回答ありがとうございました! GNUの記事読みました。個人的には製作者さん達がうかばれないな、と思うところがあったのですが、そこで利益を得た販売者さん達は製作者さん達に利益の何パーセントでも還元しているのでしょうかね・・・ 下手な有料ツールよりフリーの方が出来がいいと感じる中、「情報」に関しては、正しく値段がつけられない現状に嫌気がさします・・・ 詳細な説明、誠にありがとうございました。