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フライロッドのカムパネラ

カムパネラのRed Wrap seriesが気になっています 近くに取り扱っている店がないのでどのようなロッドかいまいち解りません 実際お使いになられている方の感想が聞きたいです あわせて37113、3753、36113の選択でも迷っています 主に中上流域のドライでの釣りがメインです よきアドバイスをお願い致します

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回答No.1

どうも、釣りバカです。 良い意味でも悪い意味でも『岩手らしい竿』といった感じです。 良く分からない?それでは少々突っ込んだ話を…岩手といえば宮沢賢治や遠野物語なんかの古き良き日本の理想郷ってイメージを県が推し進めている事もあって茅葺屋根(南部曲がり家っていうんです)に田園にきれいな小川にイワナがピョン♪という印象が強いところですね。実際カムパネラという言葉自体宮沢賢治の作品中の言葉(エスペラント語)ですしね。北上や花巻や遠野なんかに行くとそんなイメージにピッタリな場所がそこかしこに…あそこに河童がいるといわれても信じてしまうような雰囲気すらあります。 それがどうしたの?ですが、カムパネラのロッドそのものにもそんな良く言えば『温故知新』悪く言えば『一昔前のノスタルジーの塊』な性格がモロに出ていますね。特に新製品のRed Wrap seriesなんかその性格が顕著に現れていますね。 温故知新もしくはノスタルジーと言うのは、ここ数年ロングリーダー&ロングティペットが主流になりすぎてペナンペナンになりすぎた渓流用ロッドとは違って、ロングリーダー&ロングティペット以前のロッドって感じです。実際20年以上前のオービスやフェンウィックみたいな、「確かこんな感じだったよね」なフィーリングが全体に漂っています。 それは見た目ばかりでなく振ったときの感じも「うわっ、懐かしい」で、今時のスロー・テーパー&パラボリック・アクションに慣れ切った人にしてみると「ちょっと、硬すぎない?」と感じる事でしょう。本当に起用正しい昔のドライ・フライ・アクションって感じです。実釣で考えると最初からペナンペナンな竿で釣りをすると狙ったポイントに打ち込めないのでこの手の竿がよろしいと思いますよ。伝わったかなぁ… ただしクラシカルなパーツやアメリカン・ダサカッコイイグリップ周りのデザインは個人的には抵抗があるところです。本当にどこを取っても「20年前のオービスやフェンウィック」な竿で個人的には「退化?」と感じてしまうんですが、若い世代にはそれがむしろ斬新に映るのかなぁ…なんて感じます。 本当は私が製作・販売している渓流用バンブー・ロッドはパラボリック・アクションなのにファスト寄りのテーパーのバンブー・ロッドが¥70.000-というロッドをお勧めしたいところですが…URLまで載せてしまうと『宣伝行為』になるので控えます。カムパネラ宇田さんは超ビッグ・ネームですが私は駆け出しのヒヨッコですけどね。 さてレングスですが、この長さのバリエーションならまず7’11”(コレもオービスの名竿・Trident Seven Elevenを意識してますよね♪)を買っておけば問題ないのでは?と思います。なにしろ「ドライフライには7'11"」というフライの常識はオービスが20年以上前に確立していますから。が、あなたが行かれる『中上流域』が両岸にボサが茂っているとか川幅1m!っていうのであればその限りではありませんが…どうせなら5’00”という思い切ったショート・レングスも出して欲しい所です。実は私の作成・販売している渓流用バンブー・ロッドには5’00”なんて思い切ったロッドが¥80.000-(短く詰めるのに技術がいるので高くなってます)なんてのもありますが…URLを載せてしまうと『宣伝行為』になるので控えますね。

FFM_777
質問者

お礼

非常に詳しく解りやすい説明をして頂き感謝いたします。 最近のペナンペナンしたロッドがどうも好きになれずにいましたので まさに私が捜し求めていたロッドかもしれません >「ちょっと、硬すぎない?」 って感じが非常に良いですね デザインについては20年前のロッドの知識がありませんので古臭さは感じません むしろuraryoushiさんの仰るとおり斬新に映っております uraryoushiさんのロッドも気になりますが70,000円はちょっと予算オーバーです・・・すいません バンブーロッドもそのうち欲しくなるのではと思ってますので その時にはお世話になるかもしれません URLを載せていただけないのは残念ですが、ハンドルネームでなんとなく解りました^^ 兎に角とても参考になりました どうも有難うございました