エアコンの選び方の目安として冷房能力というのがあります。各社の品番に22/25/28/36/40…というような数字が含まれていますが、これが冷房能力を示しています(22は2.2KWのこと)。
一般に6畳用というものは2.2KWクラスとなります。また、よく売れる製品は2.5KW~2.8KWクラスとなります。単純に考えれば、冷房能力が小さいものほど低消費電力だろうと思われがちですが、じつはよく売れるクラスの方が低消費電力となっています。ですから電気代のみで判断するならば2.5KWまたは2.8KWクラスの製品を購入するのがよいです。
ただし、
製品の価格は2.2KWクラスの方が2.5KWクラスや2.8KWクラスより安いので本体価格+電気代のトータルで考えると必ずしも冷房能力の大きいものを買うのが良いわけではありません。特に2.5KW~2.8KWクラスの製品には様々な付加機能がついているので割高感もあります。
家電量販店ならば各社の製品を扱っていますので、一度店頭で商品を確認するとよいです。値札のそばに「1年間の電気代」がたいてい表示されていますので、(使用する予定年数×1年間の電気代+本体価格+工事費)/(使用する予定年数)で一番安くなる製品を選ぶとよいでしょう。
今頃の時期ですと6月~7月のボーナス商戦に向け昨年の旧モデルの在庫処分なども行われているので最新モデルではないにしても高機能製品が安く買えるかもしれません。
電気代以外の選択のポイントしては室外機の騒音があります。2.2KWクラスよりも2.5KW~2.8KWの方が静かです。夜就寝の際にエアコンを使うようであれば室外機の騒音が小さいものがよいです。ナショナル(松下電器)の製品(2.5KW~2.8KW)は室外機の音が比較的静かです。メーカによってはFANは静かでもコンプレッサーの動作音が気になる場合もあります。(低周波の音は床や壁→布団→枕→頭と伝わるので案外感じます。)