バイキンマンはなぜアンパンマンと同等扱い?
アニメのアンパンマンが大好きでよく見ていました。
そんな私も、自分の子供にアンパンマンを見せる年齢になりました。
町にもアンパンマン商品が山とならんでいます。
私には、バイキンマン(悪役)の商品が同等にアンパンマン(正義の味方)と並んでいる
のがなんか違和感があります。
沢山あるキャラクターのなかに・・ではなく、
商品にバイキンマンはほぼレギュラーの座を獲得しており、
アンパンマン(赤)・バイキンマン(青)・メロンパンナちゃん(緑)・ドキンちゃん(オレンジ)
のように、バランス良く色の展開にも使われています。
子供は正義の味方が好きなバズ。
悪役をなぜ全面に出すのか理解できません。
またアニメでも、さんざん嫌がらせをしているバイキンマンのコマ(って言うんですっけ?)が
多く、これも違和感。
理由は、
なんだかですね・・・
「バイキンマンはいじめっ子だけど、ホントはいいヤツだから仲間にいれてあげようね。」
的なメッセージが隠れているのはわかるんです。
だけど、それって
いまいじめにあってる被害者の児童・学生に、大人が
「あの子、あんたをいじめてるけどホントはいい子なの。何をされても許してやって。
我慢して仲良くしてあげようよ!」
と諭しているように見えるからです。
つまり、被害者より加害者の目線で、より攻撃してこないであろう被害者に
あんたが変われ。と伝えてるように見えるのです。
それは酷なことだと思います。
実際、学校がこういう態度だからいじめがなくならないんですよね・・?
バイキンマンはあくまでも悪役であって欲しい。
日陰にいて欲しい。
商品がなぜズラリと並べるのかよくわかりません。
アンパンマン・・顔を食われてすぐ弱る
バイキンマン・・発明家でなかなかめげない
だから、うちの子バイキンマンが好きよ!
という親御さんも目にしたことがありますが、
それもやはり・・
「たとえ他人に嫌がらせしたって、いじめとかしちゃっても何か秀でてる物があればOKよね!」
って社会が認めちゃってる?
って思ったり・・。
あまり、幼児用のキャラクターに悪役を全面に出すのはあまりありませんよね?
(もう少し上の子対象キャラクターならありそうですが。)
(やっぱり、日本は「いじめっ子も仲間にいれてあげようね。」と幼少期から、いじめっ子を守る文化なのでしょうか。)
日本は正義の味方ではなく「悪役」がヒーローになる文化。と学生のとき習ったのを思い出しました。
自分の子供はまだアンパンマンの何が何か解らないので、今の内はいいのですが
今後バイキンマンをどう説明するか考えてしまいそうです。
(いじめっ子にはならないように育てますが。)
色々書いてしまいましたが、おもちゃの会社がバイキンマン商品をたくさん作る理由と、
それが(アンパンマンと同等なこと)「いじめっ子を正すことは不正解で、いじめられる側がいじめっ子を良く理解して何をされても受け入れてあげようよ!」という意味にならないか?
と言うことです。
そんなに深く考えたこと無い。って言う方より、
何か感じたことのある方のお話など伺いたく思います。