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野球人気復活の為には?
私は、おばあちゃんの影響で、ベタな巨人ファンですが・・・ ここ数年野球の人気が無くTV中継も視聴率も10%前後と 振るわないですが、なぜ野球の人気が無くなったのでしょう? どうすれば野球好きを増やすことができるでしょう? あと、野球の延長もだいぶ無くなりました。 ビデオ予約の人に配慮しての策だと思いますが、 (実際延長されるとビデオ録画が正しくできないので困りますが) 最後まで見れないことが余計に野球離れを起こしている 原因でもあると思います。(うちはケーブルTVに加入してるのでOK) 野球好きな人、嫌いな人と様々な意見お待ちしています。
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今の日本ではスポーツに対する嗜好も多様化の一途をたどっており、TVでも多彩なスポーツ中継が放送されていますし、公園でもキャッチボールをやっている子供よりサッカーボールをけり合う子供のほうが多いのではないでしょうか。 自分が中学・高校のころ(三十数年前)は、校内ソフトボール大会というのが毎年あって、男子のみならず、女子もクラス対抗で対戦していました。そもそも昔は空き地やひろっぱで三角ベースで子供たちは女の子も含めて、手軽にプレーヤーとして野球に親しんできました。男女問わず、野球やソフトボールを自分でプレーしたことがあるのが当たり前の時代がありました。それが、今では野球をやるのは、ちゃんとした少年野球やリトルリーグに加入した男の子だけになっています。 つまり、競技のすそ野ということでは、だいぶ狭くなってきているのです。だから、質問者様の周囲でも野球に興味を持つ人の数が減っているのでしょう。女性の場合は、特にそれが如実だと思います。 では、日本野球の歴史を振り返ってみましょう。明治時代、文明開化のころ、多くの西洋人が横浜等の居留地(中国の租界との違いはインフラを日本側が提供したところ)に住んでいました。彼らが日本の学生にベースボールを教えたのが日本の野球のルーツです。だから、当時一番強かったのは第一高等学校(現在の東京大学)で、その後は早慶戦が花形になりました。 もともと日本では、格技(剣道や柔道のような一対一で取り組む競技)の習得が男の子にとっては必須でしたし、相撲のような段取り・間合いを重視して、集中を高めて、一瞬の勝負にかける格技が興行として江戸時代から成功をおさめてきた実績もあります。 野球の場合、集団球技でありながら、段取りや間合いがあって、しかも、投手と打者の一騎打ちというパターンが、そのような格技になじんだ日本人の気質に合っていたのでしょう。早慶戦は大正から昭和初期にかけて、一般大衆にも熱狂的人気を博するようになりました。 その野球人気に目をつけたのが当時拡販に力を注いでいた新聞社です。中等学校(現在の高等学校)の全国規模の野球大会を実施することで、新聞の販路拡張に結びようとして、まず、朝日新聞が現在の夏の全国大会、そして、毎日新聞が春の選抜大会を主催するようになりました。現在でも、大会時期になると、両社とその系列の放送局はしゃかりきになって報道・中継していますね。 違う路線を歩んだ新聞社が読売新聞です。ベーブ・ルース等のメジャーリーグ選抜チームを来日興行させたのですが、その対戦相手として日本選抜チームを結成、そのチームが母体になって現在の読売球団となり、他の球団も創設されて、一リーグ制のプロ野球が始まりました。 読売新聞は、日本でテレビ放送が始まった時期に、系列の放送局がプロレスリング中継で人気を集めたのに味をしめて、次の有力コンテンツとして、読売球団のプロ野球中継を始めました。 プロレス同様善玉・悪玉をはっきりさせると視聴者も感情移入しやすく人気が上がるだろうと、読売球団=善玉、対戦相手=悪玉の構図で、全国中継をどんどん流していくようになりました。 かくして、読売球団のファンが全国に大量に生み出され、その本拠地・後楽園球場は連日超満員、入場券はプラチナチケットと呼ばれるほどになりました。その一方で他球場は閑古鳥が鳴く状態で、後楽園入場者5万人のときに、甲子園(昨年度プロ野球では試合当り観客動員数日本一の阪神球団の本拠地)5千人、日生(消滅した近鉄球団の本拠地)2千人という状態が長く続きました。暗黒の読売独り勝ち時代です。 読売球団の試合をテレビ中継すると高視聴率が取れるので、日本のテレビ局は、プロ野球シーズンになると、その中継を中心に据えた番組編成を行うようになりました。今でも、春と秋が番組改編期といわれるのはその名残です。 他球団が実は悪玉ではなく、読売の選手同様懸命にプレーする選手の集まりであることが次第に認識され、また他の回答者様が既にご指摘のように、球団の地方分散化もあいまって、他球団の人気が上昇するに連れて、読売球団の人気は低下し、そのテレビ中継の視聴率も今はかつての勢いはありません。 しかしながら、長らく読売人気で視聴率や部数を稼ぐことに慣れっこになってきたマスコミはなかなかその構図から抜け出せません。読売球団に偏重したスポーツ番組や報道紙面づくりを惰性で続けています。それで、読売球団の人気をプロ野球全体の人気と取り違えて、プロ野球人気が凋落していると騒いでいます。 でも、球場への観客動員数をみれば、読売独り勝ちだった70年代ごろと比べて、大幅に増えています。プロ野球人気ということでは、むしろ今が最高ではないでしょうか。昔は、お父さんがテレビで「ながら応援」していたのが、今はみんなが自分の好きなチームを球場に応援しに行く、中継を見るのもCS・ケーブルやネットでという風に、ファンの楽しみ方のスタイルも変わってきています。 今後は、もっと人々が野球に親しむ裾野を広げていくこと、男女問わず手軽に野球という球技の楽しさを体を動かして味わえる場を増やしていくことが一番必要ではないでしょうか。そのためには、プロとアマチュアの壁を取り払い、高校野球連盟の唯我独尊体質を改めていく必要があると思います。この辺り、書き出すと超長文になりますので、やめておきますが。
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- yama1998
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no.2の方も言われてますが野球の人気は落ちていません。昨年の五輪予選の視聴率のすごさが物語っていますし、長年巨人の人気で日本のプロ野球が成り立ってきて、他の球団特にセリーグもその人気にあやかってきたからです。その巨人の人気が落ちたからプロ野球の人気が落ちたのですね。 何故人気が落ちたかはここ数年のプロ野球の動向を見てみればお分かりになるかと思います。これを話すとここでは語りきれないほどになるのでご自分で検索でもしてみて下さい。 でも簡単にいうとまずドラフトの逆指名導入ですか。巨人が導入しないとプロ野球機構から脱退して新リーグ作ると。他球団は巨人におんぶしてもらっている背景があるのでみんな巨人に追随するだろうという懐をついての汚い策略です。 次にFA導入。有力選手は全てお金のある人気球団に行きます。FAでなくてもお金にモノを言わせて今年だけでクライシンガー、ラミネス、クルーンなど他球団の中心選手を次々横取りしてきましたね。エースや4番打者だけ集めても勝てないとわかっていてもこれをやる神経は理解不能です。 FAって元々アメリカがドラフトで好きな球団へ行けなかったために作られた制度で、FAで選手を取った球団はドラフトの指名権がなくなるなどの処置がされているのに、日本では逆指名(昨年から無くなりましたが)でもFAでも有力選手を取れるわけです。そんな戦力が偏った球団がいては勝つのは当たり前、見ても面白くなる=人気はなくなるのは当然です。 そして4年前の再編問題(ストライキ)で球界の体質が浮き彫りになったかと思います。 こんな日本のプロ野球には魅力がなくなるからお金のいいメジャーに行くのでしょう。考えてみるとメジャーに行った選手の殆どは巨人以外の選手ばかりですね。 人気回復は根本からシステムを改善しないといけないでしょう。アメリカは共存共栄の考えがあって莫大なTV放映権料を均等に分配したり、年俸総額の条件を定めてこれを超えたら違約金(贅沢税といっていますね)を払うなどしていますが、日本は巨人が断固反対していますし、これらの決めごとはコミッシュナーに権限はなく球団オーナーが実権が握っておりそのオーナーたちも巨人の考えに左右されていて結局は改革できるかは巨人次第ではないかと思います。 極論ですが巨人という球団がなければ改革に拍車がかかるのでは、と思いますよ、あくまで極論ですが。この球団が金にモノを言わせる体質を変えない限り球界の改革はなかなか進まないと思いますね。
お礼
長文のご回答ありがとうございました。 たしかにFAは微妙な所ですよね。 私も巨人ファンですが、ここ近年の金にモノを言わせて エースや4番打者ばかり獲得して、使えなくなったらすぐに 別の大物を入れるっていう体質は好きではありません。 古くからいる球団関係者や幹部、某ナベ●●さんなどなど・・・ しきたりとか、そーゆーものを無視して、野球界全体が 魅力あるものにしてもらいたいです。
- Directio
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野球の人気がなくなった、という根拠はどこからきているのでしょうか。人気がなくなったのはプロ野球ではなくて、巨人の人気ですよね。巨人=プロ野球ではありません。
お礼
そうですよね・・。巨人ファンなもんですいませんでした。 野球=巨人って昔ほどではありませんが、なんだかんだと 注目を集める球団なもんで。 たしかにパ・リーグとか昔は空席だらけの印象でしたが 日ハムやロッテなど熱烈な地元ファンが増えてきていると 思います。
- disease
- ベストアンサー率18% (1239/6707)
よく言われることですが、趣味の多様化のせいでしょう。 特に携帯電話・インターネット・ネットゲームに時間を費やす人が多いからでしょう。 正直、もう人気復活はないと思います。 去年は巨人がリーグ優勝したのに、視聴率は低迷してましたし、ベースボールクラシック・オリンピックでの日本勢の活躍もペナントレースの人気に影響は無かったようですし・・・ あと、延長が無くなったのは視聴率が取れなくなったからです。 視聴率が良ければビデオ録画のことなど関係なく延長するはずです。
お礼
ご意見ありがあとうございます。 ‘趣味の多様化’というのは、すごく納得です。 TV業界全体が視聴率良くないですし。(特にドラマとか) WBCの時は40%越えをするぐらい、みんな見ていたので 野球自体は嫌われてないんだろうなぁ、って思います。
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お礼
長文の回答ありがとうございました!! 昔の知らなかった話しまで聞けて良かったです! 今の世の中じゃ野原もあまりないし、気軽に球技を楽しめるような 場所自体も少ないですし、小さい子供に関する犯罪も目立つように なってきたから、安心して体を動かして遊ぶ環境が少なくなって きてるのは間違いないですね。 友人の子供もリトルリーグに入って毎週土日は、ほとんど野球を しています。それ以外の平日でも近所の若いお父さんが そのコにキャッチボールやバッティングを教えてもらっている みたいです。 こういった‘環境’がまだあるという事は非常にうれしいです。