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映画「野獣狩り」のDVD化されない理由
藤岡弘主演の、「野獣狩り」をどうしても見たいとずっと思っていますが、 上映されることがあっても映画館がかなり遠方だったり、 知らないうちにテレビで放映されていたりと いまだに見ることが叶いません。 この映画がソフト化されない理由に、「権利関係」ということを耳にしたのですが、 実際のところ理由は何なのでしょうか。 またこの作品は永遠にDVD化されないのでしょうか。 ご存知の方いらっしゃいましたらご回答宜しくお願いいたします。
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- 3351redmas
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直接、VHS、DVDの販売を担当している訳ではありませんので あくまで想像でお答えします。 まず、二次使用の最大手=購入客層は、一般消費者ではありません。 全国のレンタルビデオ・レンタルDVD店です。ここで発売前予約 を募るのですが、この店からのリクエストがあれば、生産コストに 見合う枚数が確保されるので、発売される可能性は大きいです。 次に、単品の発売では、話題性にも乏しく、宣伝効果も薄いので 例えば「監督特集」や大スターの特集等、まとめ売りを考えます。 映画は、個人的な思い入れが強いものですが、ヒットに繋がる= 観客が共通して興味を持つような映画は、実は極めて少ない。 レンタルショップの客層は、恐らく、30代男性が中心でしょう。 ここに、35年前の映画を置いても、果たして何人の人がレンタル してくれるかを考えると、VHS、DVDのソフト化は計画的に 慎重に、長期的に考えないと、発売元は大量在庫を抱えることになり 経営すらも圧迫してしまいます。 先の例からすると、ザ・ビレッジシンガースの歌謡映画特集やら 仲代達矢の大スターのネームヴァリューから発売されたのでは ないのかと思われます。当然、VHSの売れ行きが思わしくない のであれば、DVDは、発売されない、ことになります。 放送にしても、視聴率が優先されるので、なかなか、隠れた名作 程度では、発売優先順位の決定打、にはならないでしょう。 さらに、恐らく、仮面ライダーファンはいたとしても、なかなか 藤岡弘主演映画ファンとして、繋げるのは困難と思われます。
- 3351redmas
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東宝映画「野獣狩り」の理由は不明ですが、一般論で お答えします。製作会社は、映画を興行(映画館で上映)する だけではなく、常に、二次使用を考えて、製作することが多く なりました。二次使用の主なものは、セルレンタルのDVD化や 地上波、BSCS衛星による放送権、インターネットによる配信 などですが、当然、興行をしたからには、なんら法律的には問題 はないはずです。ですので、製作会社の考えや自主規制ではないか と思われます。権利は、製作会社が所有していますが、二次使用に ついては、映画ごとに、それぞれ契約が異なりますので、一概には いえませんが、監督脚本音楽など「著作権所有者」には、決められた パーセントで支払う契約になっていることが多いので問題はないと 思います。 結論を一言でいえば、今の時期に、DVDを発売しても売れない からでしょう。なかには、放送禁止用語があったとしても、 投書などがあったら困るな程度で、自主規制をして、声を消したり する処理をすればよいことです。 現在のDVD視聴層の多くは、40代くらいまでの若者が中心。 映画をリアルタイムで見た年齢層の多くは、まだ再生機器すら ない状態です。若い人は古い映画は見ない、でしょうから発売 にならないのも当然なのかもしれません。十年後くらいには?
お礼
大変ご丁寧な回答ありがとうございました。 「今の時期にDVD化しても売れない」とのことですが、 不思議なことに、この作品はビデオ化もされていないのです。 例えば同じ藤岡弘主演作品の、「小さなスナック」はビデオ化もDVD化もされています。この「野獣狩り」は隠れた名作と言われているにも関わらず、また、「野獣死すべし」(これも藤岡バージョンはマイナーです)はソフト化されているのにどうして、この作品が…とてんで合点がいかないのです。 この作品には何か特別な理由があるとしか考えられないのですが…。
お礼
回答ありがとうございました。 なかなかに絶望的な状況であることは承知の上ですが、 厳しいですね。 今回もご丁寧な回答と頂きましてありがとうございました。 生きてる間にはソフト化されることを願うことにします。