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カラヤン指揮「くるみ割り人形~花のワルツ~」
カラヤン指揮のバレエ組曲「くるみ割り人形」の’花のワルツ’についてなんですが、私はウィーン・フィル盤とベルリン・フィル盤を持っています。 2つとも聴き比べたのですがサビの部分が少し違うんです。 ウィーン・フィル盤は 「♪ファ#~ド#ミ~シレ~ソ ド#レド#ドッド# ソ~レファ#~ド#ミ~ラ レミレドッ#レ ファ#~ド#ミ~シレ~ソ ド#レド#ドッド# シ~ラシ~ラ ドッ# ミファソソ#ラ・・・」となっていて ベルリン・フィル盤は 「♪ファ#~ド#ミ~シレ~ソ ド#レド#ドッド# ソ~レファ#~ド#ミ~ラ レミレドッ#レ ファ#~ド#ミ~シレ~ソ ド#レド#ドッド#(ここまでは同じなのですが次から繰り返しがきます)⇒ソ~レソ~レソ~ミラッ ラシド#レミ ファ~ド#ミ~シ・・・ 」というように。 ウィーン・フィル盤は繰り返しが省かれていてベルリン・フィル盤は繰り返しがきちんとあります。なぜ違うのでしょうか?
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何度,繰り返し聴いてもいいところなのに,なぜでしょうね。 手元に楽譜がないのですが,ここは反復するために, 1番括弧,2番括弧の反復記号になっていると思います。 反復しないということは, 1番括弧の中がすべて省略されるので大胆です。 他の曲にも1番括弧の中がすべて省略される例もありますが…。 ここでの反復の小節数は少ないのですが,後でもう一度 ここと同じ旋律が繰り返し出てきますので,反復すれば2回, さらに後でもう一度出てきて2回×2の4回になって この旋律を強調し過ぎると考えたのでしょうか。 カラヤンは,ここを控え目にすることで, ここの旋律以外のところの印象が弱くならないようにしたいと 考えたかもしれないと推測しました。 でも,後のベルリン・フィル盤では反復しているので, 考えが変わったのでしょうね。 何年も前のことで確かな記憶ではありませんが, 組曲「くるみ割り人形」は,♯や♭と転調と反復記号が やたらと多かったと思います。ご質問の箇所ではありませんが, ここは反復しないと決め,反復記号に鉛筆でバツをつけたような 覚えがあります。 余談になりますが, ベートーヴェンの交響曲第5番の第1楽章は古典の形式的な反復なので 通常は反復しません。楽譜には形式的に反復記号があります。 記憶が正しければブルーノ・ワルター(指揮)だったと思いますが, その録音では反復されていて冒頭に戻ります。 また,もう一度,最初からやり直すみたいで,その反復はくどいです。
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- tio_elemen
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「サビ」というポピュラー音楽の用語を使ったり、ドとシ♯の区別がつかないようでしたら、クラシック音楽をたしなむ人として勉強不足だと思います・・・ まぁ、それはおいといて リピートについて 単にCDの録音時間の制約でリピートをカットしたり、 逆に録音では実行しても、実演ではリピートをカットしたり、 単に演奏効果や、時間的制約などで、例え同じ演奏者であっても、その場によって、リピートの解釈が分かれるものなんです。 前の回答者が言われているようなブラームスの交響曲もそうですが(2番とかリピートしたら、相当な長さですよね・・・)、古典派の交響曲なんて律儀に後半までリピート指示があったりしますから・・・余程凝った録音でない限り、まず実演では実行されないでしょうね・・・
お礼
すみません。「サビ」ではなく「さわり」という表現をした方が適切でしたでしょうか?私、まだ見習いのクラシックマニアですので今回は見逃してください^^; でも今後の課題ができました。 リピートは同じ奏者であってもの解釈は色々あるのですね!なるほど☆ 納得です! 色々とご指摘をいただき、まだまだ未熟だなぁと思ってます。勉強することはいくらでもあるのでこれから色んなことを吸収していきます☆ 回答ありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします。
- Ta595
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こんにちは。 「くるみ割り人形」に限らないのですが,バレエ音楽では振り付けの都合による繰り返しが比較的たくさんあります。バレエを観ているときはいいのですが,音楽だけ聴いていると,何の変化もなく全く同じフレーズが繰り返されることになります。 この繰り返しを,原典は尊重すべきとしてそのまま実行するか,コンサートや録音で「聴く音楽」としてとらえるならば繰り返す必要なしとして省略するかは,指揮者によっていろいろと考え方があるようですね。 ただ,質問者さまがおっしゃっている部分については,私がバレエ全曲版(*)のCDしか持っていないからなのか,聴く時の注意力が散漫なせいなのか(^^; 繰り返していない演奏は聴いたことがないような気がします。(カラヤンの演奏は聴いたことがありませんけれども) もしもカラヤンが心変わりしたとして,その理由は残念ながら私には分かりません(^^; 以上,カラヤンのその演奏の事情は分かりませんが,一般的なバレエ音楽の繰り返しについてでした。 --- なお,直接関係はないですが,ソナタ形式の提示部の繰り返しについても実施する人と省略する人がいますね。交響曲の第1楽章では省略する人の方が多いくらいかもしれません。特にブラームスの交響曲第1番第1楽章の繰り返しなんて,めったに聴けないんではないでしょうか。 (*)「くるみ割り人形」,組曲に入っていない中にもステキな曲がたくさんあるので,機会があったら全曲版も聴いてみてくださいね♪
お礼
指揮者によって考え方があるのですね! もしかして組曲版と全曲版では少し違うのでしょうかね? (でも、そんなことはないはず^^;) カラヤンは聴く音楽として捉えたのかもしれませんね。なるほど☆ 私は「くるみ割り人形」が初めて聴いたカラヤンの指揮だったんです。「花のワルツ」ばかり聴いていたので今ではこのウィーン・フィル盤が根付いてしまいました。ベルリン・フィル盤を聴いた時おかしいなと思ったんです(^^;) 指揮者たちは省略する、しないなど本当に曲に入念なんだなと脱帽してます。 全曲版♪私も持ってます^^(それはきちんと繰り返して演奏されてます)お茶目な曲が多いのでとても魅力を感じます。 回答ありがとうございました。
お礼
ほぉ!カラヤンは大胆に演奏したということですね^^ >反復すれば2回,さらに後でもう一度出てきて2回×2の4回になってこの旋律を強調し過ぎると考えたのでしょうか。 カラヤンは,ここを控え目にすることで, ここの旋律以外のところの印象が弱くならないようにしたいと 考えたかもしれないと推測しました。 4回も繰り返すとなると少々くどいような感じもしますしね^^; カラヤンは曲のバランスを考えたのかもしれませんね! 流石カラヤン☆ 指揮者って本当に曲に入念なんですね。脱帽してます^^ >また,もう一度,最初からやり直すみたいで,その反復はくどいです。 反復をするかしないかで大分変ってきますよね^^;曲にもよりますが この部分を反復してほしい!という曲とここは反復しないでほしい!という曲があります。この例は少し違うかもしれないですが例えばチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番 第1楽章」は最初の主題を後半でもう1度繰り返してほしいななんて私は思います♪ 反復するか否かは指揮者の腕の見せ所ですね☆ 回答ありがとうございました。