私の父もおそらく普通のサラリーマン(管理職ではありましたが)でした。
私の学歴:公立幼稚園→公立小学校→公立中学校→公立高校→1年間の浪人生活→私立医学部(当時は入学金・授業料完全免除の上、毎月5万円の補助あり)→臨床研修などを終え、大学院入学・修了。
私も大学受験時には、国公立大学なみの医学部しか入学できないと言われており、選択肢には国公立大学、自治医科大学、防衛医科大学、産業医科大学しかありませんでした。
私が受けた教育の中で良かったと思われる点について挙げます。
1.親が読み聞かせをしてくれたこと。幼少期から読書の楽しさを知り、また親も本代を惜しみませんでした。これにより、進んで物事を知る・調べる姿勢を身につけ、また国語力(読解力・文章力)が高められたと思います。
2.勉強のおもしろさ、特に算数・数学や理科について楽しさを教えてくれる叔父さん(中学校教諭)がいたり、次々に(受験レベルを超える)難しい問題を提供してくれる塾に通っていたこと。小学校の頃から歯ごたえのある問題にあたること、それに正解することに楽しみを覚えていました。今振り返ると、勉強することに制限をつける学校教育の弊害から逃れていたとも言えます。医師になって終わりではなく、それからが始まりです。
3.「先生のいうことをしっかりききなさい」という親からの指導(洗脳)を受け、授業を受けていたこと。結果、少なくとも小学校時代では授業につまづきを覚えたことがなく、勉強に対して苦手意識を覚えることはありませんでした。またこの頃から、授業中に判らない子を教えていたが、このことにより自分の学んだことが確かになっていたのだと思います。
よみ・かき・そろばん(私は公文でした)という基礎をたたき込み、新しい物事を知ること、理解すること、困難を解決すること、解決法を探ることの楽しさを植え付け、基礎を養えばよいのではないでしょうか。
よほど周囲の環境が悪くなければ、幼稚園からのお受験は不要に思われます。与え過ぎも却って根腐れを招くからです。ただ幼少期における学区は大切だと感じていますので、私も学ぶことの大切さを知っている親が多く住んでいる地域への引っ越しは検討しています。
お礼
勉強の楽しさを小さいうちから理解する事が出来るお子さんはのびるのでしょうね。わかる気がします。 そういう子供に育つには、周りの大人が知識を増やす楽しさを子供に伝えていく事が大事なんですね。 私が聞きたかったことをずばり答えていただけて、大変参考になりました。貴重なご意見、ありがとうございました。