迷うくらいならばどちらでもいいです。その意味では「好み」と言っても構いませんが、もう少し言うなら、「自分の釣りにどちらがあっているのか」です。迷うということは「自分の釣り」と言うほどの明確な考え方がない(言い換えれば特に好みがない)ということなのでどちらでもいいということになります。
強いて言えば、「直線強力に優れる、伸びが少ないので感度もよくて細い糸が使えるので飛距離を稼ぎやすい、比重が軽く風潮流の影響を受けやすい、高価い、結束に慣れがいる、結び目の強度が著しく低下する、擦れにはとんでもなく弱いPE」と「直線強力はPEの1/4程度しかない、伸びは大きく感度が劣る(ナイロンよりはマシ)、同じ強度だとラインが太くなり飛距離は不利、腰が強すぎてスプールへのなじみが悪くライントラブルを起こしやすい(但しPEもまたトラブルを起こしやすい面があるのでしょせん程度論)、比重が重いので風潮流の影響を受けにくいために特に船道で使うときには船に引っ掛けられる危険が減る、比較的安価い、結束もそれほど問題が起こらない、擦れには多少強いフロロカーボン」という両者の違いを理解した上で、それぞれの利点欠点をどう評価するかということで決めるしかありません。もっとも「PEが擦れに弱いのは同じ太さでも弱いところで更に細い糸を使うから」という面があるのは否定できません。
なお、PEでも多少テトラに擦るくらいで直ちに切れると言うわけでもありません。ただ、PEでもそれ以外でも擦らない方がいいに決まっているのは確かです。
……ちょい投げなら個人的には8割方ナイロンを選びますが。
感度あるいは飛距離を重視する事情があるならPE、沈みを重視する事情があるならフロロにしますが、ちょい投げなら大概いずれの必要もないのでナイロンで十分という判断です(沈み根の多いところでは水に浮かせて根をかわすためにPEという選択もあります)。
直線強力は製品にもよりますが、フロロ3号と同程度の直線強力のPEは大体0.8号程度です。PEはナイロン、フロロに比べて概ね4倍程度の強力があります。もっとも、製品によっては弱いPE強いフロロとかもあるのでその差は2倍程度まで縮むことはあります。
なお、同じ太さのナイロンとフロロではフロロの方が若干弱いことが多いです。
お礼
皆さんありがとうございます。 よく理解できたのでとりあえずPEを初使用してみます。