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ミシンの返し縫いってどうやって出来るの?
ふと、実習の時間に思ったのですが、ミシンの機能に「返し縫い」ってありますよね。それってどういう構造で逆に出来るのでしょうか? バラして中身を見てみたのですがどうも良く分からなくて・・・ なんか気になって仕方が無いのでどなたかお教え下さい。
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ミシンの種類はものすごく多くて、一般の人が見ても到底ミシンには見えないものもありますが、通常の1本針本縫いミシンについて言えば、バックタック(逆転縫)機構はカムによって行います。 ミシン本体のテーブルと同じ面位置にある部分をベッドといいます このベッドに横方向に3本のシャフトが通っています。 真中のシャフトはフック(釜)を回転させるものです。(ボビンを取り付ける部分です) 奥のシャフトは送り歯を前後させます 手前のシャフトは送り歯を上下させます この二つのシャフトは上軸(ベルトが掛かっているプーリーの軸)に取り付けられたエキセントリックカムに二股ロッドを介してゆらすような動作をさせます。 逆転時には、バックタックレバーを押すことによって、エキセントリックカムのタイミングを変えて、送り歯の前後動と上下動の組み合わせを変えるだけです。 つまり、通常は送り歯が針板の下にもぐって手前側にきてから送り歯が顔を出して布を送っていますが、タイミングを180度変えることにより、送り歯が針板の下にもぐっているのを針板の上に出す。針板に上に出ているのを針板の下にもぐらせるという逆の動作をさせることにより、バック縫いをさせています。 このタイミングのことを送り位相と呼んでいます。 工業用ミシンでは送り位相調整が微妙にできますので、厚ものを縫うときには送り位相を遅らせて、糸をぐいぐいと締め付けて縫い目をしっかりとしたものにしたり、薄ものを縫うときには送り位相を早めて縫いしわをできにくくしたりします。 オーバーロックや、環縫いミシンではバックタックはできません
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- shigatsu
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自動車がバックできるのと同じ理由でしょうね。 ギアを一つ余計にかますだけで、反転します。 で、動力源に近いところでひっくり返せば全体が逆転するんですが、確かミシンの場合は布送りだけが逆転するんですよね? そもそもミシンってのは1個の回転する動力源(最近はモーター、昔は足ふみ車)からギアやクランク、カムでいろんな動きに変換しているんですが、布送りは水平運動と上下運動が連動した動きになっています。 動力源からの回転を水平運動と上下動に変えるカムの回転方向が変われば逆の動きになるわけで、そのカムと動力源の間にスイッチ一つで逆転用のギアが入る仕組みがあれば良いわけです。
お礼
迅速な回答ありがとうございます。 調べてみたのですが、ミシンって回転運動から様々な動きへと変えているのですね。驚きました。逆回転用のギアがひとつあれば布送りも逆に動くんですね。
- KOBE-JIN
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簡単で申し訳ないが、ギアを変えて逆回転させているだけです。
補足
ギアの逆回転ってのはなんとなく分かるんですが、縫う所のしたに「布送り」っていうギザギザの板がありますよね。あれの動きが逆になるのが分からないんです。普通に縫うと向こうから手前に、返し縫いにすると手前から向こうに板は動くんです。回転している方向のは同じなのになぜ変わるんでしょうか? 質問が不十分で申し訳ありませんでした。(;´д`)
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。文章に沿ってばらしたミシンを調べてみたらなんとなくではありますが分かりました!! ミシン構造って、機械構造の基礎的な部分が多く含まれていることに驚かされました(回転運動から上下運動など)