大学関連病院ならその大学出身者が優遇されたりしますし、関連病院を沢山持っているのは有名大学なんで、その点では有利です。
反対に言えばその程度であり、大学名の影響力は一般的な就職活動に比べて極めて小さいと言って良いでしょう。
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正直な所、マッチングは初期研修2年間のみ(しかも各科数ヶ月しか回らない)です。最初の2年ですから重要でないとは言いませんが、病院選びに失敗しても大きな痛手にはなりません。さらに医師3年目以降は医局に所属する人がやはり多く、初期研修の時は超難関だったのが、後期研修ではすんなり就職なんてこともあります。
さらに数年後にこのマッチング制度が現行のまま残っているとは限らないので、今から考えても仕方ないだろ~な~と思います。
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ただし以下私見ですが、地方の医師不足がこれだけ騒がれているので国としても何らかの行動を起こしてくることが考えられます(別に都会で充足しているわけではないのですが)。
・初期研修を3年間として最後の1年間を僻地医療へ
・都会の病院の受け入れ人数を制限して研修医を地方に行かせる
・マッチング登録できる数を制限する(就職活動自体が停滞化し、結果的に母校に残る人数が増えます=地方大学にも人が残る)
などいくつか考えられますが、「地方大学の人はその地方に御礼奉公を」という考えが軸になると推測されます。まあ、あくまでも推測ですが。
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マッチング制度を予想して進学する医学部を選択する必要はありません。今後の医療制度改革を考えると地方医療にしばられそうな大学よりは都会の大学に進学した方が良いかも知れない、その程度です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 とても参考になりました。 No.2のかたのお礼に書きましたが、将来都内での研修を希望している場合に、限られた選択肢の中から、少しでも有利になる大学を選びたいという状況です。都会の大学に進学できれば良かったのですが、残念ながら…。 仰るとおり、マッチング制度自体が、数年後に残っているかもわかりませんよね。また、地方大学では、既に残ってくれる人に優待措置があるところもあるようですし。 初期研修2年と、3年目からは違うことを考えても、現状からそう心配することもないのでしょうね。 私見と仰られる部分も、ごもっともと思われ、視野の広いご意見に感謝致します。