判断は医師にゆだねるべきでしょうが、私はデパス、ベンザリンは飲んでいます。ルボックスについては分からないので、代表的な抗うつ剤であるトフラニールについて、製薬会社がプロ向けに発行している「添付文書」から、該当箇所を書き込ませていただきます(なお、絶対に禁止、という書き方をしているのではなく、メリットがリスクを上回ると判断されれば使って良い、という書き方が多いので、医師に判断してもらうしかありません)。
ベンザリン
6. 妊婦,産婦,授乳婦等への投与
(1)妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には,
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投
与すること。[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物の投与
を受けた患者の中に,奇形を有する児等の障害児を出産した
例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告があ
る。]
(2)妊娠後期の婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判
断される場合にのみ投与すること。[新生児に哺乳困難,筋緊
張低下,嗜眠,黄疸の増強等の症状を起こすことがある2)。]
(3)分娩前に連用した場合,出産後新生児に退薬症候(神経過敏,
振戦,過緊張等)があらわれることが他のベンゾジアゼピン
系化合物(ジアゼパム)で報告されている。
(4)授乳婦への投与は避けることが望ましいが,やむを得ず投与
する場合は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行し,新
生児に嗜眠,体重減少等を起こすことが他のベンゾジアゼピ
ン系化合物(ジアゼパム)で報告されており,また黄疸を増
強する可能性がある。]
(5)ラットでの試験〔50,100,200mg/kg強制経口投与,妊娠8
~ 14日(7日間)〕において,50mg/kg投与群で内臓変異
(仮性水腎症等)の発現率の増加がみられ,100mg/kg投与群
で外形異常(水頭症,小眼症,小耳症,尾の異常等)及び骨
格異常(頸椎弓異常等)の発現率の増加がみられた。また,100
及び200mg/kg投与群で胎児死亡率の増加がみられた3)。
デパス
6.妊婦, 産婦, 授乳婦等への投与
( 1 )妊婦( 3 カ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には治
療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与
すること.〔動物実験により催奇形作用が報告されており, ま
た, 妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム)
の投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産
した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告が
ある. 〕
( 2 )妊娠後期の婦人には, 治療上の有益性が危険性を上回ると判断
される場合にのみ投与すること.〔妊娠後期に本剤を連用し
ていた患者から出生した新生児に活動低下, 哺乳困難, 嗜眠,
頻脈, 無呼吸, チアノーゼ, 血清CK(CPK)上昇, 嘔吐があら
われることがある.また, 他のベンゾジアゼピン系化合物(ジ
アゼパム, ニトラゼパム)を連用していた患者から出生した
新生児に筋緊張低下, 黄疸の増強等の症状が発現したとの報
告がある. 〕
( 3 )分娩前に連用した場合, 出産後, 新生児に無呼吸, チアノーゼ,
哺乳力低下, 活動性の低下などの症状や離脱症状(神経過敏,
振戦, 過緊張等)があらわれることがある.
( 4 )授乳婦への投与は避けることが望ましいが, やむを得ず投与
する場合は, 授乳を避けさせること.〔ヒト母乳中へ移行し,
新生児に体重増加不良があらわれることがある.また, 他の
ベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム)で嗜眠, 体重減少
等を起こすことが報告されており, また黄疸を増強する可能
性がある. 〕
トフラニール
6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
** 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこ
とが望ましい。〔新生児に呼吸困難、嗜眠、チアノーゼ、
興奮性、低血圧、高血圧、痙攣、筋痙縮、振戦等の離脱症
状を起こしたとの報告がある。動物実験(ウサギ)で催奇
形作用(外形異常)が報告されている。1 )〕
本剤投与中は授乳を避けさせること。〔ヒト母乳中へ移行
する。
お礼
大変丁寧な説明書きをありがとうございます。 harepandaさんも、ベンザリンやデパスを内服されておられるそうですが、妊娠&出産も経験されていらっしゃるのでしょうか? 何だか正直不安要素が多くなってきてしまい、自信がなくなってきたのは事実です。やっぱりお薬が胎児に及ぼす影響は怖いものなのですね・・・。