規則上(JR各社旅客営業規則)、乗車を目的とせずに駅構内に入る場合は、入場券が必要です。
ダイヤが大きく乱れて入場が制限されている場合や、事件などが発生したような特殊なケース(該当する場合は原則として駅に入場券の発売を制限している旨を掲示してあります)を除き、入場券の利用目的(構内で何をするか)を聞かれることはありません。通常の送迎や見学、買い物など、何をしてもかまいません。ただし、物品販売や演説など、主として営利目的や意見の発表などのような鉄道の許可を必要とする行為を許可なく行うことはできません。息子さんの電車見学なら、何の問題もありません。
入場券は、通常のきっぷと同様に、1才以上の小学生入学前のお子さん(幼児と言います)の場合、小学生以上の入場券を持っている方1人につき、幼児2人まで無料となります。
無料となる幼児の人数を超える場合は、超えた人数分のこどもの入場券が必要です。(例:大人1人こども1人に幼児6人を同伴する場合、幼児4人は無料、2人はこどもの入場券が必要です。)
参考:1才未満のお子さん(乳児といいます)は人数制限なく無料となります。ただし、乳幼児だけで入場する場合(現実性は低いですが)は、乳児にもこどもの入場券が人数分必要です。
入場料金(入場券の値段)は、本州は140円(東京電車特定区間は130円・大阪電車特定区間は120円)、四国内は160円です。
また、JR西日本では、入場券に有効時間があり、「購入してから」2時間となっています。2時間を超える場合は、精算所で乗り越しのように精算すればOKです。精算額は2時間毎に入場料金と同額が必要となりますから、岡山駅なら2時間を超えて4時間までは精算額140円、4時間を超えて6時間までは280円となります。
入場券は「買ってから」2時間有効となっており、「入ってから」2時間では「ない」点にご注意ください。
このような時間制限は、本州内全駅と北海道の自動改札導入駅および九州の小倉および博多駅で実施されています。
また、駅によっては入場券を発売する券売機が限定されている場合もありますので、わからない場合は駅員さんに買い方をお聞きになるといいでしょう。
場合によって、駅員さんが入れてくれることもありますが、9.11テロ以降、鉄道構内の保安の重要性から入場券の購入が必須である場合が多いようです。
新幹線のホームに行く場合は、入場券は必須ですが、在来線と新幹線の入場券は同じですので、岡山駅などの入場券は入場時に購入すれば、その入場券で在来線も新幹線も見ることができます。
新幹線構内には、その駅で新幹線に乗降する目的以外は入場券がないと入れません。このため、乗車券を持っていても新幹線の特急券を持っていない場合は、新幹線構内への入場には入場券が別途必要となりますので、駅構内のみどりの窓口などで入場券をお買い求めください。
入場券の説明があるJR西日本公式サイト内のページを参考URLに書きましたので、ご覧になってください。
お礼
ありがとうございます。 今回質問させてもらって「入場券」という存在を初めて知りました。一区間分の切符を買うのかな?と思っていました。 こんなに詳しく説明していただいて本当に感謝しております。詳しすぎて駅員さんに聞くことが無くなってしまったかも(^^)。 今後も電車見学は多々あると思うので参考にさせていただきます。