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英語圏での偏差値(Standard score)について
日本では、偏差値は学力を測るために使われたりして、誰もが知っている言葉ですが、英語圏(特にアメリカ)で「Standard score」の浸透度はいかほどのものでしょう? SAT等の学力試験で使われたりするのでしょうか? 例えば、「彼の学力のStandard scoreは70だ」という言葉で、「おぉ、すごいね!」という風に分かるものなのでしょうか?
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Standard scoreという言葉の概念は日本で言う「偏差値」とは少し違うのです。アメリカでは「到達目標得点」「標準得点」という概念に近い使われ方をしています。 その偏差値ですが、日本では、「個人の偏差値がいくつ」という数字を出しますが、アメリカでは(少なくとも私が経験した範囲では)個人の偏差値という言葉は聞いたことがありません。 SATの結果と一緒に出る数字はもちろんあります。ただ、これはStandard score を超えた(above)人数が○人とか○%、男女別ではこうで、人種別ではこうなっている、というように、集団全体の成績をトータルとして捉えるときの基礎的な数値として扱われます。 ご承知かもしれませんが、アメリカではNCLB政策の下、学校・district(学区)・州ごとに教育についてのアカウンタビリティが必須で、しかもそれが数字で要求されます。そのための説明材料として 「本校ではStandard scoreを超えた生徒が○%で云々」というような使い方をするのです。ですから、個々人の学力?を説明する材料としては用いないようです。
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- nidonen
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サンフランシスコ近郊に住んでいましたが、Standard score は まったくと言っていいほど使われていないと感じます。その理由は 高校や大学の受験が点数依存ではないので、意味がないからです。 もちろん、学生個々人の学習到達度を測る指標は必要ですが、 ほとんどの場合、州の統一テストやGPAが使われますね。とくに 統一テストの場合、新聞に学校や地域ごとの点数が載ったりします。 あと、日本との考え方の違いとして、日本では受ける試験ごとに 点数が変わってくるので、偏差値を共通の物差しとして使います。 たとえば駿台模試より代ゼミ模試のほうが高得点が取りやすいので 点数同士の比較はできず、代わりに偏差値で比較します。 いっぽう米国では、同じタイプの試験なら同じ点数が取れるよう 出題内容を調整します。日本人にもおなじみなのは TOEIC ですね。 どの回の TOEIC を受験しても、スコアは同じ価値を持つように 調整されています。なので州の統一テストなら点数だけを比較すれば 各生徒の学力を比較することが可能になるわけです。
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ご回答ありがとうございます。 > Standard score はまったくと言っていいほど使われていないと感じます。 やはりそうでしたか・・・。 実は、ある評価を計算するソフトウェアを考えておりまして、例えば、ある物品の得点が同じ10点だとしても、平均点が9点の時と平均点が3点の時では、全然、意味が変わってくるのですが、その場合、偏差値を使えば、どのような平均点の時でも、ある程度は正確に得点をはじき出せると思ったのです。 ただ、偏差値を0~10の得点に置き換えるのが、困難なため、いっそのこと「偏差値(Standard Score)」という言葉を、そのまま使ってみようかと考えました。 ただ、言葉の意味が一般的でないようなら、別の方法を考えます。 ありがとうございました。
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ご回答ありがとうございます。 偏差値の概念はあまり一般的でないようですね。 実は、ある評価を計算するソフトウェアを考えておりまして、例えば、ある物品の得点が同じ10点だとしても、平均点が9点の時と平均点が3点の時では、全然、意味が変わってくるのですが、その場合、偏差値を使えば、どのような平均点の時でも、ある程度は正確に得点をはじき出せると思ったのです。 ただ、偏差値を0~10の得点に置き換えるのが、困難なため、いっそのこと「偏差値(Standard Score)」という言葉を、そのまま使ってみようかと考えました。 ただ、言葉の意味が一般的でないようなら、別の方法を考えます。 ありがとうございました。