「昼顔」〔66.仏〕の監督ルイス・ブニュエルは1900年スペイン生まれのシュールリアリズム映画の巨匠です。ダリと共同で脚本を書いた「アルダルシアの犬」〔28.仏〕、メキシコの非行少年たち描いた「忘れられた人々」〔50.メキシコ〕、奇想天外なトラブルが続くうちに、悪夢のような不思議な世界が生まれてくる「昇天峠」〔51.メキシコ〕、チャップリンの「殺人狂時代」というより、ロッセリーニの「殺人カメラ」を思い出させる軽妙な雰囲気の「アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生」〔55.メキシコ〕、スペインを追放される原因となった「ビリディアナ」〔61.スペイン〕、ブルジョワへの諷刺が冴えるメキシコ時代の傑作「皆殺しの天使」〔62.メキシコ〕、現代の話なのに、キリスト・サド侯爵などが登場する奇想天外な物語「銀河」〔68.仏=伊〕、パリを舞台にしたアカデミー外国映画賞受賞作「ブルジョワジーの密かな愉しみ」〔72.仏〕、とりとめもなく悪夢のような挿話が続くとぼけた諷刺劇「自由の幻想」〔74.仏〕、遺作となった「欲望のあいまいな対象」〔77.仏=スペイン〕など数多くの代表作があり、1983年に亡くなっています。
私が思うには、「昼顔」はブニュエル作品の中では出来の悪い方だと思います。前述のように、もっと凄いのがいっぱいありますよ。
お礼
どうもありがとうございます。すごく映画に詳しい方で、なんか初心者的な質問をしてしまったようで、冷や汗がでます。これに懲りずまたいろいろ教えていただければ幸いです。なお、ブニュエルの映画に関しての質問がかさなってしまった様ですが、後から質問した私は偶然ですので悪しからず。