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楽器で歌う
よく楽器を演奏するときに、ここはよく歌ってなどの指摘をされることがありますが、感覚的にはわかりますが、具体的にどうやれば楽器で歌えていると言えるのかがわかりません。 教えて下さい。
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音楽にも<エネルギー>があります。 それは普段わたしたちの感じる<エネルギー>と変わりません。 そして、それは<自然的>でなくてはなりません。 じゃあ、解りやすいように【ジェットコースター】を例にしてみましょう。 レールがあります。富士急ハイランドのような(笑 それは、「(1)登り」は長く 「(2)てっぺん」は空高く 90度に近い「(3)下り」があるジェットコースター。 その先も、何度も円を描くコースです。 大抵、そんなレールを想像しようものなら、 「(1)登り」はじわじわとゆっくり登り、緊張感を味わい 「(2)てっぺん」では落ちることを予期し、風を感じ、間があり目つむり 「(3)下り」では一気のスピードで絶叫してしまう こんなところでしょうか。体験しなくても、なんとなく想像できますね? でも、不自然ではありません それは、経験から得た自然な解釈です 勿論、人によって絶叫するひともいれば絶句するひともいるでしょうw目を瞑らない人もいれば、手をあげる人もいるでしょう。 私は高所恐怖症なので、あんなのありえません。 でも、こんなジェットコースターは想像しませんよね? 「(1)登り」は一気に早く登り 「(2)てっぺん」だと思う暇もなく素通り、 「(3)下り」ではゆっくり落ちていき、向こうから穏やかな川のせせらぎが・・・ なんて想像しません。どうして?不自然だからです。 さらに言えば、 ジェットコースターに乗っていて、 【この先ゆっくり】なんて標識ありますか? 【この先、急降下。時速100km】とか見たことありません。 でも私たちは、てっぺんに着いたら、次は「くる~!!」と思うのです。 標識がなくても、それが当然なのです。 そして、 わかりきっていても、面白いのです!! 他に、ボールも同じです。 手に持っているボールを離したら落ちます。 それが自然だからです。 では、これを音楽に置き換えてみましょう。 レールは、譜面です。 ジェットコースターの本体は、私たち演奏家の音です。 乗るのは聴き手。 ここがポイントです。 ◆譜面には、書いてない指示がたくさんあります。 ◆歌えるかどうかは、フレーズから書いていない抑揚を見抜くことができるかです。 ジェットコースターを見て私たちが「自然」に「当然」に、 想像できることと同じように、作曲家からすれば当たり前で、 わざわざ書くまでもないのです。逆に、言葉でかけたら音楽じゃないのです。言いたいことを論文にして、学会で発表すればよいことになります。 よく「そんな指示は、書いてないよ?」という方がいます。 「書いてないことをやっていいの?」なんて。 でもジェットコースターと同じです。 標識がなくても、自然な解釈は当然に存在しています。 譜面を忠実に演奏するとは、その正しい解釈を分析し、勉強しなくてはなりません。突き詰めると、歴史的な背景や作曲家の心境、人生観、その国又は時代の文化などなど。。 ナンセンスな言い方になりますが、フォルテと書いてなくても 当然に頂点はフォルテなのです。それが自然だから。 頂点に向う上昇は、緊張感のクレッシェンドなのです。 (中には悲愴のように?絶望こそが頂点のような曲もありますよ。突き詰めると、様々です。でも、今はそんな話は省きましょう) さらに細かく見れば、 一音一音にベクトル(方向性)があります。 どっちに向いてるかを読み取れませんか?ボールを投げたところ?落ちてはずんたところ?当然に、エネルギーの大きさはどちらも明らかに違いますよね。そういったボールの一連の動きとフレーズは同じエネルギーであり、同じ方向性と重ね合わせ考えていいのです。 ◆具体的な方法を馬鹿っぽく言うなら、その違いを、フォルテとピアノ、音の長短、発音の強弱ではっきりさせます。四分音符を羊羹のようにみっちり奏でるのか、l> 減衰なのか、力量次第で色々思いつきます。一音一音にベクトルを、意味と価値を、与えてあげられる程、いい演奏になります。 でも間違ってはいけません!! 譜面を読み、正しいエネルギーの方向性をまず、解釈します。 その後、自分の楽器で、具体的に強弱や抑揚を勝手につけてみて 最も「自然」に感じられるように表現をチョイスしていきます。 不自然なものは駄目です。乗る方(聴き手)は楽しくありません。 世の中には、「えーっ!ありえなーい!」という演奏がごろごろしていて、それを聞くのもまぁ楽しいですが(笑 経験が伴いますから、色々な音楽に触れることが何より大切になってきます。。。乗り越え時です、がんばって下さい。
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- gumbosoup
- ベストアンサー率38% (106/273)
「作業」をするのでは無く「歌うように」演奏する事です。 特に”手”のみで演奏出来る弦楽器、打楽器等は、ともすれば”単純作業”になりがちです。 しかしそれでは音楽的では無い。なので「心を込めて」「表現力豊かに」演奏する事(それ以外にもありますが)を良く「歌う」と表現します。 譜面を使う方なら、ただ単に「譜面を追っている」だけになっていたり、インプロ系の方なら「弾いている意識が無く、手癖のみで演奏している」状態の事を逆に「歌っていない」と言われる事が多いです。 担当パートに関わらず、ヒネリ無く単純に自分のパートを実際に口で「歌って」みて下さい。 それだけでも何となく分かると思いますよ。
お礼
大切なのは作業的になってはいけない、ということですね。 僕の場合、特にピアノはある程度覚えないと、楽譜を追っているだけになりがちなので、なるべく気をつけたいと思います。 部活の先生も、口で歌えなければ演奏することはできない、とよく言われるので、ちゃんと心がけていきたいと思います。 回答ありがとうございました。
- khazad-lefty
- ベストアンサー率44% (296/668)
具体的にどうだとは説明できないんじゃないかという気はします。 とりあえず音の長さや強さなど、バイオリンなら音の立ち上がりとか、 デジタルに譜面どおりの演奏をするのではなく、前後のフレーズの 流れを優先させて弾くという感じなのでは? それが音の長さなのか強さなのかとか言うのはそれこそそのフレーズしだいだと思うので。
お礼
フレーズを感じて、音楽的な流れを大切にするってことですね。 回答ありがとうございました。
- bari_saku
- ベストアンサー率17% (1827/10268)
演奏を録音して下さい。 それを聞いて、表情豊かな演奏ができていればOKです。 演奏が一本調子の場合はさらなる訓練が必要ですが、具体的な練習方法は、担当楽器が不明ですので回答不可能です。
お礼
回答ありがとうございます。 表情豊かな演奏ですか。心がけてみます。 あと説明が不十分で申し訳ありません。 担当楽器は趣味ではピアノ,バイオリン、あと高校の吹奏楽部でクラリネットをやっています。 どの楽器の先生からもよく歌うようにという指摘は多いのですが、お手本は見せてくれるのですが、具体的な説明はあまりされないので、この質問をさせていただきました。
お礼
とても丁寧に回答していただきありがとうございました。 音楽は自然的なものでなければいけないということですね。ジェットコースターという身近な物を例にしていただいたので、とてもわかりやすかったです。 大切なのは、一音一音の意味をよく考え、音楽をどのように表現するかということですね。 やはり音楽を表現するには、たくさんの音楽に触れることが重要になってくるわけですね。 応援ありがとうございます。