アプリケーションが起動しなくなった原因は、ハードディスクの空き容量がないことにあります。
Mac OS Xは、ハードディスクの空き領域を、仮想メモリとして使用するため、空き領域が少なくなると、OS全体の動きが不安定になってきます。
空き領域は、仮想メモリだけでなく、テンポラリファイルといって、OSやアプリケーションの作業用一時データ保管場所や、プリント時のスプール(プリントイメージの展開場所)としても使われます。たんなる遊んでいる場所ではなくて、常時有効に活用されている場所であるといえます。
この場合の「ハードディスクの空き領域」は、連続した領域である必要があります。空き領域を確保しようと、既存のファイルを削除しても、連続でなく、とびとびの空きができるだけなので、使い物になりません。
解決策としては、オプティマイズ(デフラグ)を行える、ディスクユーティリティソフトを使うことですが、現状では、そのソフトウェア自体が起動しない可能性が高いでしょう。外付けハードディスクを用意し、システムインストールディスクから起動して、「ディスクユーティリティ」を起動し、内蔵ハードディスク全体を、ディスクイメージとして、外付けハードディスクにバックアップし、内蔵ハードディスクをいったん初期化してしまうのが確実です。初期化したあと、やはりシステムインストールディスクから起動し、「ディスクユーティリティ」の「復元」を使って、バックアップしたディスクイメージから復元を行います。そのとき、とぎとびの空き領域が解消されて、連続の空き領域になります。
いずれにせよ、保存しているデータに見合う内蔵ハードディスクの容量がないのですから、外付けハードディスクは必需品です。避けることのできない出費と覚悟して、購入することをお勧めします。
お礼
迅速な対応ありがとうございます。 とても分かりやすい説明で事を理解する事が出来ました。 容量の事から来る問題で良かったと安心しています。 外付けHDDを買い次第、結果報告と改めてのお礼をさせて頂こうと思います。